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「ルノワール+ルノワール展」に行ってきました!

2008/07/13
この金曜日、久しぶりに美術館に行きました

観てきたのは、京都国立近代美術館で開催中の「ルノワール+ルノワール展」。

この展覧会、ただのルノワール展だと思ったら大きな間違いです。
それもそのはず(?)、ルノワール「+」ルノワールというところがポイントで、2人のルノワールの作品を展示する展覧会なのです。

え、2人のルノワールって???…という話なのですが。
1人目は、もちろん、画家のピエール・オーギュスト・ルノワール。
そして2人目はというと、その次男のジャン・ルノワール。彼は映画監督です。

展覧会では、この2人の父子の作品をともにとりあげています。
とはいえ、父ルノワールはともかく、子ルノワールは映画監督ですから、何か絵画を展示できるわけではありません。
展示されるのは、彼が撮った映画のワン・シーンの抜粋です。
それが、父ルノワールの描いた絵画の隣の壁に映写される…という趣向。

つまり、この展覧会は、絵画(造形芸術)と映画(映像芸術)を一緒に展示しようという、ちょっと目新しい試みなんです。
しかも、2人のルノワールは父子ですから、子ルノワールの映画には父ルノワールの絵画を思わせるシーンやオマージュ、引用なんかがあったりして。
展示では、それがよく分かるように、関連する作品同士を隣や近くに展示してありました。

展覧会では、「家族の肖像」、「モデル」、「自然」、「娯楽と社会生活」という4つのテーマが設けられていましたが、中でも…というか全体を通じて印象深かったのは、やっぱり「家族」というテーマでした。
父と子の作品の展示…ということもあって、全体を通じて、家族への想いとか家族の絆みたいなものが感じられました。

そもそも、ルノワールの描く絵は、それが人物であっても風景であっても、タッチや色遣いの柔らかさがとても温かみを感じさせると思うんですよね。
とくに、人物は、他の画家が描くのとは格段に違うと、私は思います。
個人的には、ルノワールが特別に好き…ってわけではないんですが、それでもやっぱりルノワールの描く人物は魅力的に映ります。
何か、生きる喜びみたいなものに溢れてる…っていうか、ともかくも表情が生き生きとしていて、人間に対する画家のまなざしに愛情が溢れてるような感じがするんです。

今回、子ルノワールの映画のシーンとかも観て、そういう部分は子ルノワールにも受け継がれてるんだなぁ…と思いました。

そんなわけで、何だか、温かな気持ちになれる展覧会でした。
関西圏の方は、ぜひとものぞいてみてください

あ、そういえば、展示の中で、子ルノワールの映画『ラ・マルセイエーズ』というのがあったんですよ。
これ、タイトルで分かるように、フランス革命をモチーフにしていて、ルイ16世(父ルノワールの長男が演じる)が登場してたんですけど、その家臣みたいな人たちがかぶってる白髪カツラの出来がなかなかよかったです
白黒作品で、かなり古い映画なんですけど、生え際も優秀で
思わずカツラに注目して観てしまいました(笑)


しかし…金曜日に行ったにもかかわらず、なかなかな混み具合でしたよ
私は人ごみが苦手なので、ちょっと…
それにしても、最近、美術館ってなんであんなに混んでるんでしょう???
ゆったりと広いスペースで観たいんだけども、それが叶うことはあんまりないですね
某展覧会で押しつぶされそうになって以来、日曜日には行かないことにしてるんですが


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