今日もどっぷりイギリス史。
2008/02/18
昨日は久しぶりの同窓会…ってことで、今日はお昼すぎまで寝てしまいました
昼まで寝てるのは、いつものことなんだけども…
さて、今日は、卒業旅行の荷物を準備しよう…と思ってたんですが、まあ…いろいろとありまして、準備は延期。
代わりに、暇なんで、ここ最近ずーっと読んでるイギリス史の本を読むことに…
旅行に出発するまでに読み終えときたいのでね。
ということで、せっかくなので、今日はその本を紹介しようと思います
興味アリ!な方は「続きを読む」をクリック↓

昼まで寝てるのは、いつものことなんだけども…

さて、今日は、卒業旅行の荷物を準備しよう…と思ってたんですが、まあ…いろいろとありまして、準備は延期。
代わりに、暇なんで、ここ最近ずーっと読んでるイギリス史の本を読むことに…

旅行に出発するまでに読み終えときたいのでね。
ということで、せっかくなので、今日はその本を紹介しようと思います

興味アリ!な方は「続きを読む」をクリック↓
その本というのがコレ↓
イギリス史の講義で参考書として薦められた本です。
この本は、大学の教養レベルのために書かれたイギリス史の概説書です。
なので、私みたいなイギリス史初心者にも、とっても分かりやすいです
それでいて、最近の学説をおさえてあるところもポイント。
なので、これを読めば、イギリスの歴史をひととおり把握できるうえに、最近の研究動向についても大雑把に分かる…と思います、多分ね。
教科書とか一般向けの新書とかの中には、古い研究にもとづいてあんまり正しくない解釈を載せてるものもあったりするらしいので、その点、この本は安心して読めると思います。
ただ、これはただの「イギリス史」の概説書ではない…という点は、注意が必要かも。
概説書というと、ただただ何年に何が起こった…ということを羅列しているものが多いんですが、これは明確な主張にもとづいて再構成したイギリス史といえます。
そこでのキーワードとなるのが、「帝国」という概念。
この本では、イギリス史というものを、単なるグレートブリテン島の歴史としてではなく、イギリス帝国の歴史としてとらえています。
「帝国」とは具体的に何か…ということについては、この本を読んでもらえれば分かるんですが、古くはアイルランドにはじまり世界中に広がる植民地を含んだイギリスの支配あるいは影響力のおよぶ地域を指しています。
具体的には、カナダ、南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランドといった白人定住植民地(のちのドミニオン)や、インド、それからPotCの舞台となるカリブ海域などがそれに含まれます。
イングランドにはじまるイギリスは、どのようにして勢力範囲を広げていったのか?
そうしてイギリスの勢力圏にとりこまれた地域は、本国の政治や社会、文化、そしてとりわけ経済にとって、どのような役割を果たし、どのような影響を与えたのか?
また、20世紀にいたり、こうしたイギリスの勢力圏の役割や地位はどう変化していったのか?
…といった問題に答えたのがこの本なんだと思います。
なので、一般的な概説書とはずいぶん違った印象を受けますね。
一応、中世のことも書かれてるんだけど、この本の圧倒的部分は18世紀以降にあてられてるし…。
まあ、近現代に力点を置くっていうのは、最近は高校の教科書なんかでもそうですけどね。
それと、やっぱり「帝国」としてのイギリスをあつかってるので、国内の政治がどうの…っていうことよりも、対外的な部分…とりわけ帝国内での相互関係みたいなのに重点が置かれてます。
なので、インドとかカナダとかオーストラリアとか…についての記述がかなり多いのも特徴。
そうそう!
この本は、とりわけPotCファンにはおすすめできるなぁ…と思って読んでるんですよ
…というのも、ごく普通のイギリス史の概説書だと、国内政治とかに重点が置かれてたりするので、カリブの植民地がどうの…っていうのはあんまり出てこないじゃないですか。
でも、これは「帝国」としてのイギリス史の本なので、植民地はとーっても重要
当然、ジャマイカやらの西インド諸島の植民地についても書かれています。
その辺の植民地が18世紀にはすごく重要な役割を果たしていたこととか…。
どれだけ書いてあったかは忘れましたが…
(←オイ)
もちろん、東インド会社についてもイロイロと出てきますよ
背景知識をもって映画を観ると、また違った見方ができたりするので、楽しいなぁ…と思って読んでます
それから、結構たくさんついてるコラムもおすすめ
海に関するコラムなんかもあって、へぇー…という感じで面白かったです。
あ、ちなみに、この本…基本的に経済史とか貿易とかが中心テーマになってます。
私は、そっち方面はあんまり得意分野じゃないんですが、それでも読みやすくって楽しめます
まだ私自身読み終わってないんですが、もうあと一息…ってところです。
今ちょうど、もうすぐサッチャーが登場!ってあたりです。
第二次大戦も終わっちゃったし。
このあたりは、ちょうど帝国解体の時期になるので、それもまた興味深いです。
現在の国際情勢を理解する助けにもなるし…。
イギリス史に興味がある…という方は読んでみて損はないと思いますよー
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イギリス史の講義で参考書として薦められた本です。
この本は、大学の教養レベルのために書かれたイギリス史の概説書です。
なので、私みたいなイギリス史初心者にも、とっても分かりやすいです

それでいて、最近の学説をおさえてあるところもポイント。
なので、これを読めば、イギリスの歴史をひととおり把握できるうえに、最近の研究動向についても大雑把に分かる…と思います、多分ね。
教科書とか一般向けの新書とかの中には、古い研究にもとづいてあんまり正しくない解釈を載せてるものもあったりするらしいので、その点、この本は安心して読めると思います。
ただ、これはただの「イギリス史」の概説書ではない…という点は、注意が必要かも。
概説書というと、ただただ何年に何が起こった…ということを羅列しているものが多いんですが、これは明確な主張にもとづいて再構成したイギリス史といえます。
そこでのキーワードとなるのが、「帝国」という概念。
この本では、イギリス史というものを、単なるグレートブリテン島の歴史としてではなく、イギリス帝国の歴史としてとらえています。
「帝国」とは具体的に何か…ということについては、この本を読んでもらえれば分かるんですが、古くはアイルランドにはじまり世界中に広がる植民地を含んだイギリスの支配あるいは影響力のおよぶ地域を指しています。
具体的には、カナダ、南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランドといった白人定住植民地(のちのドミニオン)や、インド、それからPotCの舞台となるカリブ海域などがそれに含まれます。
イングランドにはじまるイギリスは、どのようにして勢力範囲を広げていったのか?
そうしてイギリスの勢力圏にとりこまれた地域は、本国の政治や社会、文化、そしてとりわけ経済にとって、どのような役割を果たし、どのような影響を与えたのか?
また、20世紀にいたり、こうしたイギリスの勢力圏の役割や地位はどう変化していったのか?
…といった問題に答えたのがこの本なんだと思います。
なので、一般的な概説書とはずいぶん違った印象を受けますね。
一応、中世のことも書かれてるんだけど、この本の圧倒的部分は18世紀以降にあてられてるし…。
まあ、近現代に力点を置くっていうのは、最近は高校の教科書なんかでもそうですけどね。
それと、やっぱり「帝国」としてのイギリスをあつかってるので、国内の政治がどうの…っていうことよりも、対外的な部分…とりわけ帝国内での相互関係みたいなのに重点が置かれてます。
なので、インドとかカナダとかオーストラリアとか…についての記述がかなり多いのも特徴。
そうそう!
この本は、とりわけPotCファンにはおすすめできるなぁ…と思って読んでるんですよ

…というのも、ごく普通のイギリス史の概説書だと、国内政治とかに重点が置かれてたりするので、カリブの植民地がどうの…っていうのはあんまり出てこないじゃないですか。
でも、これは「帝国」としてのイギリス史の本なので、植民地はとーっても重要

当然、ジャマイカやらの西インド諸島の植民地についても書かれています。
その辺の植民地が18世紀にはすごく重要な役割を果たしていたこととか…。
どれだけ書いてあったかは忘れましたが…

もちろん、東インド会社についてもイロイロと出てきますよ

背景知識をもって映画を観ると、また違った見方ができたりするので、楽しいなぁ…と思って読んでます

それから、結構たくさんついてるコラムもおすすめ

海に関するコラムなんかもあって、へぇー…という感じで面白かったです。
あ、ちなみに、この本…基本的に経済史とか貿易とかが中心テーマになってます。
私は、そっち方面はあんまり得意分野じゃないんですが、それでも読みやすくって楽しめます

まだ私自身読み終わってないんですが、もうあと一息…ってところです。
今ちょうど、もうすぐサッチャーが登場!ってあたりです。
第二次大戦も終わっちゃったし。
このあたりは、ちょうど帝国解体の時期になるので、それもまた興味深いです。
現在の国際情勢を理解する助けにもなるし…。
イギリス史に興味がある…という方は読んでみて損はないと思いますよー

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