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『エリザベス―ゴールデン・エイジ』感想―その2―

2008/03/12
わりと更新があいたかもー…と思ってブログのカレンダーを確認したところ、おととい更新したばっかりでした
今日も相変わらずボケボケな管理人です

昨日から今日にかけて、ちょっとヘコむことがあったんですが、やっと片付きかけてほっと一息
とはいえ、その内容を書いても仕方がないので、書かないでおきましょー。

そういえば、最近ノリさん関連&ダヴェンさん関連の記事を書いてませんね
…決して愛が冷めたわけではございませんよ(笑)
他に書かないといけないネタがたくさんあって、追いつかないだけなんです、おそらく。
その「おそらく」って何だ!?…というツッコミはしないでくれたまえ。

ミニ・アンケートの結果エトセトラは、今心の中で書きためてるネタが終了したら書きます、多分。
その「多分」って…(以下略)。

では、唐突に本日の本題に入りましょう

今日こそは、この間「その1」を書いたまま放置していた『エリザベス―ゴールデン・エイジ』の感想のつづきを書きます。
そろそろ内容を忘れかけているので、ごく簡単にいきたいと思います、できれば。

とはいえ!

ネタバレはありまくりです!!
なので、未見の方はご注意ください!!

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この映画の魅力を語ろうと思うと、やっぱりまずは…「ケイト・ブランシェットはすごい」の一言に尽きるんじゃないかと思います。

「もし…」とか言っても始まらないんですが、もしエリザベス役がケイトでなかったならこの映画はこんなに素晴らしかっただろうか…と思うほど、彼女の演技はすごかったです

『LOTR』でガラドリエル様を演じたとき、たったあれだけの出番で強烈な印象を残したケイト。
主演女優として全編を通して登場する本作では、その印象は強烈すぎるほどでした。

まず、女王としての威厳。
これは1作目の後半でもそうだったんですけど、女王としての地位を確固たるものにした時期を舞台とするこの2作目では、さらに威厳に満ちていました
ケイト・ブランシェットが演じる女王様っていうのは、ほんと説得力がありますよね

それから、今作のテーマとなるエリザベスの葛藤。
今回の『エリザベス―ゴールデン・エイジ』では、エリザベス1世は、女王としての抗いがたい運命と一人の女性としての想いのあいだの葛藤に揺れることになります。

その関係で登場するのが、クライヴ・オーウェン演じるウォルター・ローリーなんですよね。
彼とエリザベスのやりとりを見ていると、ローリーに対するエリザベスの思いっていうのは、単なる恋心じゃない…という気がしました。

世界を股にかけ、自由を謳歌する海の男、ウォルター・ローリー。
彼の存在は、君主として君臨する代償として国家に縛られたエリザベスとは対極にあります。
だからこそ、エリザベスはローリーに強い憧れを抱いた…という面もあるんじゃないでしょうか?
少なくとも、私はそう思ったんですが。

ともかくも、そんなローリーへの想いと女王としての宿命の間の葛藤に苦しむエリザベス。
加えて、メアリ・ステュアートをめぐる処遇においても、大きな葛藤を経験します。
さらにさらに、強国スペインの無敵艦隊との全面対決をも前にして…。

そんなエリザベス1世の苦しみ…ときにヒステリックに、ときに哀愁に満ちて演じたケイト。
本当に説得力があって、心に響きました。

とりわけ、ローリーとべスとの秘密結婚とべスの妊娠を知ったときのヒステリックな場面。
よく考えれば「なんて傲慢でひどい女王なんだ…」と思いかねないシーンですが、私はむしろエリザベスに同情して見てしまいました。
何ていうか…妊娠中のべスにあんなことをするっていうのはとても残酷でひどいことなんですが、そんなことをしてしまうエリザベスの想いが痛いほど伝わってくるんですよ。
彼女のつらさとか悲しさ、やりきれなさ、それでもどうしようもないという事実への憤りが伝わってきて、なんだかいたたまれないほどでした。

そういう意味では、今回の2作目は、人間としてのエリザベス1世が全面に出ていた…という感じでしょうか。
うーん…葛藤の中で現れてきたのが、やっぱり彼女の人間としての部分だったのかな、女王としてではなく。

さて、ここまでケイト=エリザベスについて書いてきましたが。

ストーリーはどうだったかというと、ある意味ではとっても分かりやすい構成でした。
バビントン事件、メアリ・ステュアート処刑、アルマダ海戦、ローリーとの関係…を軸に、女王としての宿命と一人の女性としての想いの間の葛藤を乗り越え、「ヴァージン・クイーン」としてゴールデン・エイジを築いていくエリザベス…といった感じでしょうか。
軸となる事件がいっぱいあるので、ちょっとややこしいといえばややこしいんですが。
描きたいモノは伝わる…って感じでした。

ただ、女王暗殺未遂事件やら、処刑やら、世紀の海戦やら…を描いてるわりには地味という印象は拭えませんでしたね
心躍るトレイラーのイメージで期待していると、「アレっ!?」ということに…。
…私もその1人だったんですが。

何というか、この映画は叙事詩っぽいんですよ。
派手に描こうと思えばいくらでも派手に描けるはずの大事件を、ただただ淡々と描いているような感じ。
見ていると、大事件が次々と起こっていくわりには、起伏に乏しくて盛り上がりに欠ける印象だったんです。
メイン・テーマとして、そういった歴史的大事件ではなく、エリザベス個人の内面の葛藤みたいなものを描いているので、そうなったのは必然なのかな?
いわゆる娯楽大作とはちょっと違う作品なので、それは仕方ないですよね。

ちなみに、こうした大事件たちですが…。

本編で、ジェフリー・ラッシュ演じるウォルシンガムが言ってた、「自分の仕掛けた罠にはまった」…みたいな一節が2回見てもいまいち分からなかったんですが、コレってこう↓いうことでしょうか???

・ウォルシンガムはスパイ網を張り巡らせて、メアリ・ステュアートの手紙をすべてチェック。
・もちろん、彼女がレストンに女王暗殺を支持する旨の手紙も押さえていた。
・その手紙を理由に、ウォルシンガムはメアリの処刑を実現させる。
・しかし、レストンおよびスペイン側は、メアリの手紙がウォルシンガムに筒抜けであることを分かった上でメアリと手紙のやりとりをしていた。
・つまり、いかなる大義名分もなしにイングランドと開戦できないスペイン+レストンは、メアリの処刑を口実とするため、ウォルシンガム側にバレていることを承知の上で、メアリと手紙のやりとりをしていた、ということ。

…これで合ってるんでしょうかね???
この解釈なら、一応、メアリが「裏切られた!」みたいに言った理由とかもすっきりするんですが。
こう考えると、一連の大事件たちは全部つながりますしね!

ついでに言っとくと、ジェフリー・ラッシュのウォルシンガムはいい味出してたなぁ…
弟とのやりとりなんか、特によかった。
もちろん、女王とのやりとりも


さてさて、「ごく簡単に」とか言いつつ、長々と感想を書いてしまいました。

最後に、私がこの映画で「おっ!」と思ったポイントを紹介したいと思います。
どうでもいいことばっかりですが。

①ドイツ語なまりの英語。

喋ってましたよね?喋ってましたよ、オーストリア大公だったか誰だったかが!
そう、エリザベスの結婚相手候補の彼です。
飛行機で吹き替えで観たときは、彼も流暢な日本語を話していて、何も思わなかったんですけど。
原語版ではどうでしょう、あの英語!
言語的にはちゃんと英語なのに、響きはどう聞いてもドイツ語!のばし方とか!
「これがドイツなまりの英語ってわけね」と、やたらと嬉しい思いで聞いてしまいました(笑)

ところで、英語がいまだ世界共通語とは程遠かった当時、ハプスブルク家の人間は英語を話せたんでしょうか???
貴族はマルチリンガルだったのかな?

ちなみに、ドイツ語をすらすら話すケイトも素敵でした

②馬の横乗り

ヨーロッパの貴族女性はそういう乗り方をする…っていうのはよく聞くんですけど、実際に映像で見たのは初めてでした。
どの場面かというと、エリザベスがローリーと草原を馬で駆けるところ。
エリザベスもすっごくスピードを出してるのに、乗り方をよく見ると横乗り。
…またがってません。
あんな乗り方でスピード出すのって、怖くないのかー!?と疑問に思ったりするんですけど、大丈夫なんですかね?

ちなみに、あとのアルマダの海戦の場面のエリザベスは、甲冑に身をつつんでいたためか、普通にまたがってましたね。

③馬鍬砦!?

アルマダの海戦が近づく中、戦闘準備を整えるイングランド軍の白いテントの群れが映ります。
それを見て、「馬鍬砦!」とか「ローハン!」って思った方はいらっしゃらないでしょうかね???
何のハナシって、このテント…『LOTR』に登場するローハン軍のテントにそっくりだったんですよ
時代的にはちょっと違うけど、ファンタジーとはいえ『LOTR』も実際の歴史を参考にしてますもんね☆

④フランシス・ドレイク

アルマダの海戦の場面でしっかり登場していたドレイク。
その名前が登場したときは、思わずニヤリとしてしまいましたよ。
でも、悪名高い彼ですが、見た感じ人の良さそうなおじさんでしたね(笑)
とはいえ、wikipediaで見てみたところ、実際の肖像画と似てるかも!?


何か他にも気づいたことはあったと思うんですが、観てから1週間経ってしまったので、忘れてしまいました…
また、おそらくDVDを買いそうな気がするので、そのときにでも思い出せれば書くかもしれません。

最後になりますが、この映画…衣装も素晴らしくって、コスプレもの好きにはたまりませんでした
ルネサンス時代なので、男性衣装はイマイチですが、女性のドレスが素敵でした
エリザベスの白のヴェールのついたドレスとか、薄いブルーのドレスとか…よかったです
それらをとっかえひっかえすべて着こなしてしまってるケイトも素敵でしたよ

ともかくも、ケイト・ブランシェット好き、コスプレもの好きにはおすすめの1本です。
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