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『つぐない』感想。

2008/04/11
うちの家はただいまリフォームまっ最中
階下はものすごいことになっております…。

さて、とっても遅くなってしまったのですが、今日は卒業旅行の往復飛行機で観た映画の感想第4弾を書きたいと思います
卒業旅行って…行ったの、もう1ヶ月半くらい前ですが

第4弾は、キーラ・ナイトレイ&ジェームズ・マカヴォイ主演の『つぐない』。

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この映画…なんと昨日あたりから全国順次公開なんですね
私すでに観ちゃってるんですが、もう一度観たいと思わせる映画だったので、時間があれば映画館で観たいところです。

ちなみに、私がこの映画を観たのは、飛行機の復路のほう。
…というのも、原題(「Atonement」)を知らなかったので、往路では見逃してたんですよ
復路では、ポスター画像みたいなのをチェックして無事発見しました
それにしても、2月の時点ではいまだ日本未公開作品だったので、見つけたときにはちょっとびっくりしてしまいました
何だか得した気分

ではでは、さっそくネタバレありの感想に入りましょう!!

この作品…ジョー・ライト監督とキーラ・ナイトレイという、『プライドと偏見』コンビによる大河ロマンです。
とはいえ、『プライドと偏見』的な優しくて温かいノリを期待していると、見事に裏切られることに。
…悪い意味じゃなくね。

そもそも雑誌やなんかの紹介では、「キーラ主演の純愛モノ」というような触れ込みだった気がするんですが…実際の映画の印象はそういった触れ込みとは180度違う…といっても過言ではありませんでした。

まず、恋愛要素は重要な意味を持ってはいるものの、決してメイン・テーマではありません。
この作品を貫いているのは、タイトルにもなっているように「つぐない」。
1人の少女が幼さゆえに犯したひとつの過ちを一生かけて背負っていく話です。

だから、とっても重い。

キーラ・ナイトレイとジェームズ・マカヴォイ演じるセシーリアとロビーの2人の恋愛も出てはきますが、映画全体の印象としては、恋愛要素は背景として存在はしてるんだけど、それはあくまで背景という感じ。

これと相通じることなんですが、キーラ主演というわりには彼女の出番はそんなに多いわけではありません。
彼女のとっても美しい時代モノ(…といってもそんなに古い時代ではないですが)衣装姿は堪能できますけどもね

むしろ、強烈な印象を残すのが、キーラ演じるセシーリアの妹であるブライオニー。
年齢によって3人の女優さんが演じ分けているんですが、それぞれに味があってよかったです
特に、シアーシャ・ローナン演じる少女時代のブライオニーは、思春期特有の危うさや不安定さ、潔癖さみたいなのがよく伝わってきました。
思うに、この作品…ブライオニーが主役なんじゃないのかな?
触れ込みではあんまり目立ってない気もしますが…。

さて、ストーリーについてですが…。

私個人の感想としては、この作品の前半と後半で雰囲気ががらっと変わるように思いました。

前半は、タリス家とその周辺を舞台にしていて、何と言うか…親密で閉ざされたような、ちょっとミステリアスで不安定な雰囲気でした。
音楽やタイプライターの効果音みたいなものが、それを助長している感じで。
同じ場面が何人かの視点で繰り返されたりもするんですけど、とりわけブライオニー視点の場面は不安定さが際立っていてサスペンス的ですらありました。
彼女の考えてることや話の筋も見えづらくて、「この映画…一体何の話???」と思いながら観ていました。

それが後半になってがらっと変わりました。

前半は、正直なところ、それほど楽しめなかったしストーリーにも引き込まれなかったんですが、後半になると、ぐっと話に入り込んで観てしまいました。

後半の舞台は、第二次大戦中。
ブライオニーが犯してしまった過ちのせいで人生を狂わされ、一兵卒として大陸で従軍するロビー。
事件のあと家を出て看護士となったセシーリア。
そして、幼さゆえに犯した過ちに気づき、罪の意識を背負って生きるブライオニー。
戦争という状況のなかでのこの3人の試練が描かれます。

詳しい内容については書きませんが、話が進むにつれて、前半でははっきりしなかったことが明らかになっていき、話の筋も見えてくるようになります。

そして、何といっても、ラスト・シーン。
晩年のブライオニーによって明かされる本当の「真実」…これによって、すべての謎が解き明かされると同時に、ブライオニーが長年背負ってきたものの重さが明らかになります。
これを書いてしまっては面白くないので、ここではあえて内容についてはあまり触れませんけどね。

私は、このラストを観るまでずーっと、この映画がそれほど良いとは思わなかったんですよ。
後半になってストーリーには入り込めたんですけど、いまひとつすっきりしないというか…。
それが、このラストを観て、「ああ!こういう話だったのか!」と納得がいきました。
どんでん返し…ってほどでもないけど、ラストで話のすべてが明らかになるってやつですね。
これはつまり、セシーリアとロビーの行く末のことよりも、むしろ語り手としてのブライオニーについて、彼女の苦悩とか…そういう部分についてなんですが。
…まあ、これを書いてしまうとネタバレしすぎるのでやめときます。

とにかく、ラストを観て、「この映画は良い映画だった」という気になりました。
ハッピーエンドとは言えないし、ある意味悲劇なんだけど、観終わったあとそんなに暗い気分にはならなかったです。
…とはいえ、ラストで「決してありえなかった光景」として海辺でのシーンが映る場面…ブライオニーの語りの言葉とあいまって、飛行機の中だというのに、思わずウルウルしてしまいました。
ちなみに私、泣ける映画はキライじゃないです。

まとめると、「重くってもいいよ!」という人にはぜひぜひおすすめの映画です
恋愛モノ嫌いでも全然OKだと思います。
むしろ、恋愛要素を期待すると、「アレ?」という感じ。
ブライオニーに注目して観てみてください。
観終わったあと、いろいろと考えさせられる映画なので、心にゆとりのあるときに観るとよいかもです(笑)
良い映画を観た~という気分にはなれると思いますよ!

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16:41 映画感想 | コメント(0) | トラックバック(0)
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