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勝手にえらぶ映画名場面☆その2

2009/02/10
このあいだ『オーストラリア』を観て以来、私の中でのヒュー・ジャックマン気になり度(←何それ…)が急上昇中です

いや…私はもともとヒュー・ジャックマンのことは気になってて、出演作こそあんまり観てないものの、雑誌とかではチェックしてたんですよー。
それが、今回の『オーストラリア』を観て、ちょっと活性化(?)したというか…。

そもそも、ヒュー・ジャックマンの出てる作品って私好みな感じのが多くて、観たいなぁ…って思ってたんですよね。
でも、これまで、なかなかお金もチャンスもなくて、後回しにしちゃってました

…が

これを機に、ちょっとずつ彼の出演作をチェックしていくことにします

…というわけで(?)、昨日、アマゾンに『ニューヨークの恋人』のDVDを注文してしまいましたー
もう…完全に衝動買いです

DVDは明日届く予定~♪
貴族コスチュームのヒュー・ジャックマン…楽しみすぎ~

あ…
こんなことばっかり書いてますけど、決してダヴェンさんのことを忘れたわけじゃないですよ
念のため。

…と、前置きがやたらと長くなってしまいましたが。
ここからが本題です。

今日は「勝手にえらぶ映画名場面」の第2回。

前回は、LOTRの『王の帰還』の一場面についてめちゃくちゃマニアックに書きました。
今回は、どの映画のどの場面について語ろうかなぁ…。

…というわけで、今日紹介するのは、めちゃくちゃ幻想的な映像が印象に残る、私がとーっても気に入っている一場面。

映画『海の上のピアニスト』の前半、トランペッターのマックスが1900(ナインティーンハンドレッド)と初めて出会う場面です。


そのシーンについて語る前に、映画『海の上のピアニスト』についてちょこっとコメントを。

映画自体は有名なので、あえて説明する必要もないかもしれませんが、あらすじを簡単に言うとこんな感じ。

19世紀末、大西洋を往復する船ヴァージニアン号で生まれ、置き去りにされた赤ん坊。
彼は、生まれた年にちなんで「1900」と名づけられた。
成長した1900は、ピアノに対して天才的な才能を示し、船専属のピアニストとしての職を得る。
彼の奏でる音楽は人々を魅了し、また船上ではマックスという親友と出会い、淡い恋も経験する。
しかし、1900は決して船から降りることができず…。

…というわけで、まあストーリーとしては、船の上で生まれ、一生を船の上で過ごしたピアニストの物語ということになります。
特にラストの方は、かなーりありえない設定も多々出てくるんですが、でもそんなファンタジック(?)なところもひっくるめて、この映画の魅力だと思います。

そして、もう一つ、この映画の最大の魅力だと私が思ってるのが、1900を演じるティム・ロスの名演

いやぁ…もう、この『海の上のピアニスト』でのティム・ロスは、ほんとに素敵です
彼の憂いを帯びた瞳は、この1900役にぴったり
天才ピアニストとしてもてはやされながらも、孤独を隠し切れない姿がめちゃくちゃ印象に残ります。
…これはまた別の機会に書きたいと思いますが、この映画のラスト・シーン近くのマックスとの会話シーンで見せてくれた、あの哀しすぎるユーモアは、ものすごーく印象に残っています。

…と、まあ。
映画についてのコメントはこのくらいにしておいて。

肝心の場面についての説明に移りましょう。

あ、ちなみに、未見の方は、You○ubeで「Legend of 1900 Magic Waltz」と検索していただければ観られますよー
特にネタばれになるような場面でもなく、美しい映像と音楽(とティム・ロス)を堪能できるシーンなので、ぜひぜひ観てみてください

この場面は、ヴァージニアン号にトランペッターとして雇われたマックスが、荒海の航海でひどい船酔いになってしまったところから始まります。(You○ubeの映像ではそのあたりはカットされてますが…
マックスは、この物語の語り手でもあり、このシーンののち1900の親友になる人物です。

さて、船酔いで苦しんでいるマックスを見つけた1900。
マックスにとっては1900と初対面ですが、1900はこのシーン以前にマックスがヴァージニアン号にやってきたところを見かけているので、彼のことを知っています。

で、さっそく声をかける1900。

"Hey, Conn? What's the matter? Lose your sea legs?"
「やあ、コーン。どうしたんだ?船酔いかい?」

このひょうひょうとした軽ーい物言いがなんともツボ
ちなみに、「コーン」というのは、マックスが使っているトランペットを作ってるメーカー名らしいです。
まだ名前を知らない相手なので、トランペットのメーカー名で呼んでるんですね。

「は…?」といった感じで見上げるマックスに対し、またまた1900が声を掛けます。

"You're the new trumpet man, aren't you? And you blow a Conn."
「君は新しいトランペット吹きだろう?コーン社のトランペットを吹いてる」

"Come with me. I have a cure for your misery. Follow me."
「ついて来い。そのざまを治してやるよ。さあ」

…そう言って、すたすたと歩き始める1900。

この場面、ヴァージニアン号はなかば嵐のような状態の中を航海中という設定で、船は大揺れ。
なので、あとをついて行くマックスは、船の揺れにあわせてよろよろとよろめきながら歩いていきます。

でも、1900は、さすがに船の上で生まれ育ったという設定なだけに、まるで船が揺れていないがごとくまっすぐとフツーに…そしてかっこよく歩いていきます。

この場面を観て私がいつも思いを馳せるのは、これを撮影したときのこと。
これ…どう考えても、揺れてないところで撮影してますよね?
で、マックス役の俳優さんだけ、揺れてる設定でよろめいてるの。
ちょっと想像すると微笑ましいというか何というか…。

そして、もう1つ。

この場面で1900が着ているのは、なぜだか燕尾服
なぜだか…っていうか、多分、この場面の前にパーティーでの演奏か何かがあったからそのままの格好なんでしょうね。
そして、ノリントンのコートの裾揺れよろしく、燕尾服の裾揺れが気になる私…。
後ろ姿が映るから、ついついそこに注目してしまいます(笑)

この映画でティム・ロスが着ている洋服は、この燕尾服を含めて、めちゃくちゃジェントルマンな装いが多いです。
それがすごく似合ってて、とっても素敵ー

さてさて、マックスに「ついて来い」と言った1900。
向かった先は、ホールのグランドピアノのあるところ。

おもむろにピアノの椅子に腰掛け、言った言葉は…。

"Take the brakes off, please."
「ストッパーを外してくれ」

ストッパーって、グランドピアノを床面に固定するストッパーね。
これを外すと、グランドピアノの下はコロコロつきなので、船が揺れたらピアノも動くというわけ。

マックスはそれを聞いて一言。

"That's crazy!"
「バカな!」

そりゃあね…(笑)
船酔い中でもまともに頭の働くマックスさんでした。

でも、こんなことで引き下がる1900ではありません。

"Trust me. Just take the brakes off."
「僕を信じろ。ストッパーを外すんだ」

表情はいたって真剣、真面目そのもの。
マックスも、さすがに半信半疑ながらストッパーを外すことに。

マックスが外したのを見て、さっそくピアノの演奏を始める1900。
ここでストッパーを外し終えたマックスがピアノで頭?背中?を打つのは御愛嬌。

さあさあ、ここからが私がとーっても好きな場面のメインです

ストッパーを外したことで動き始めるグランドピアノ。

"Hop on next to me."
「僕の横に乗るんだ」

…と言う1900に、マックスは、よろめきながらも呆れ気味。

"What are you, some kind of nut case?"
「君は何者なんだ?頭がおかしいのか?」

でも、1900は涼しい顔で一言。

"You better get on now, or you never will."
「早く乗らないと乗り遅れるぞ」

このセリフ…すっごく好きなんですー
セリフというか、このセリフの言い方が
軽くさらっと言ってるところがとても良いんです
そして…ティム・ロスの声がほんと素敵です

マックスがピアノの椅子に乗るまでに、すでにグランドピアノはホールをぐるぐると回り始め…。

雷?で照らされて光るホールの床が寄木細工風なのが良いなぁ…とか。
ピアノのストッパーは外したけど、椅子のストッパーは外してない…というよりも椅子にもコロコロがついてるんかい?=椅子もなんでスムーズに回るんだ…とか。
ピアノの椅子から下に垂れ下がる1900の燕尾服の裾が気になる…とか。

まあ、このあたりで思うところは多々あるんですが。
ここの場面での音楽が良すぎて、そんな思いはどこへやら。

この場面で1900が弾く曲…私はもうほんとーーに好きなんです
この映画に登場する曲では「愛を奏でて」という曲が一番有名なんですが、私はむしろこっちが好き
ワルツのリズムで、軽やかで、都会的で、どこか哀愁も感じさせるようで…。
随所に入る装飾音がすっごく華やかだし。

でも、この曲を期待してサントラを買ったら、入ってなかった…(泣)
入れてよー!!!

You○ubeには、この曲…「Magic Waltz」というタイトルらしい…を演奏した映像がたくさんあって、しかも楽譜が映ってるので、楽譜は出まわってるんだろうなぁ…。
『海の上のピアニスト』の楽譜は見たことがあるんだけど、その中にこの曲が入ってたかどうかは見てないんだよね。
…っていうか、入ってたとして、私にこのレベルの曲を演奏できるはずもなく…

どっかにCDないかなー?
情報求む!

おっと、本題に戻りましょう。

「乗り遅れるぞ」…と言われ、よろめきながらもなんとか椅子に乗ったマックス。
ちょうどそのあたりから曲も軌道にのってきます。

隣に乗ったマックスを見て、なんだか嬉しそうな1900。
でも、船が激しく揺れるので、マックスはまだ落ち着きません。

そして、音楽にあわせるかのようにくるくるとまわるグランドピアノ。
その姿は、まるでホールでダンスを踊っているよう。

…これ、いっつも疑問なんですけど、どうやって撮影してるんでしょう?
ほんとにピアノはまわってるの?
それともまわってるように見せてるだけ?
まわってるとしたら、何でまわしてるの?
モーター?

…尽きない疑問(笑)

…っていうか、船が揺れるだけで、こんなにうまくピアノがまわったりしないよね、多分。
そのあたりもファンタジーってことで。

まわるピアノで演奏しながら、とっても楽しげな1900。
よくこの状態で弾けるよな…って感じですが、その辺は天才ですから(笑)

そして、いまだ落ち着かないマックスに対し、1900は話題を振ります。

"Tell me something. Do you have children?"
「そうだなぁ、君は子供はいるのかい?」

ピアノにしがみつくマックスは、おそるおそるといった感じで首を横に振ります。

すると、1900は…

"They'll lock you up in the orphanage one of these days."
「そのうち孤児院に入れられるぞ」

…ちんぷんかんぷんな会話ですよね(笑)
でも、これ、映画を最初から観た人には分かります。
1900自身が孤児であったため、育ての親のダニーが彼に「孤児院とは子供のない大人が入るものだ」という間違った定義を教えたんです。
ダニーなりの愛情なんですね。

でも、そんなこととは知らないマックスには何のことやら。

"He's nuts."
「こいつ、おかしいぞ」

…と、独り言のようにつぶやきます。

そして、直後、ホールのシャンデリアが落下…あわや彼らの頭上に…。
思わず「ママ!」と叫んだマックスに、1900はまたもちんぷんかんぷんな言葉を。

"I see you know your horses."
「君は馬が好きなんだな」

これまた、1900が幼いときにダニーが教えたことがもとになっています。
ダニーは、母親を知らない1900に、「ママとは競走馬の名前だ」と教えたんです。
これもダニーの愛情ですねぇ。

このあと、しばらくはセリフなしで演奏が続きます。

音楽にあわせて上手にくるくると回り続けるグランドピアノ。
柱の部分も上手くよけてるところが不思議。

そしてマックスも随分慣れてきたようで、この状況を楽しむ余裕が出てきた模様。
その辺にあるお酒のビンを通りすがりにとって飲んでみたり。

何気に、この場面でマックスがお酒を勧めて1900が断るところが好きだったり。
ここで首を横に振る仕草がなんか良いです

そしてそして、画面は海の映像とホールの映像がオーバーラップして、なおさら幻想的に。

…と思ったのもつかの間、それまでくるくると上手にまわっていたはずのグランドピアノは、突如真っすぐ進み始めます。
…それも、巨大なガラスの壁?窓?に向かって

間違いなくぶつかることを確信した1900とマックス。

「え…おい、嘘だろ!?」というような表情のマックスに対し、ここの場面での1900の表情が良いです
それまでの楽しげな表情から一転、さすがの彼も一瞬真面目に焦った表情に。
悪戯が見つかった瞬間の子供みたいな表情…とでも言ったらいいんでしょうか、この表情の変化…良いです。

そのあとはもうすぐに諦めたのか、降りかかるガラスの破片を覚悟した1900。
表情もそんな顔に。

そして見事(?)、巨大なガラスを突き破った2人。
グランドピアノは、止まることを知らず、廊下を一直線。

崩れ去るガラスの壁に、1900はなんだか…嬉しそう?
「あ、やっちゃったー♪」くらいな感じ(笑)
でも、マックスはかなり真剣に心配してます。
そりゃあね…見つけたばかりのトランペッターの仕事と給料がこれで吹っ飛ぶ可能性もあるわけですから。

そして、そのあいだも、ガラスを突き破るあいだも、1900の演奏が止まるどころか、一瞬たりとも乱れないところがスゴイ(笑)
しかも、曲はちゃーんとフィナーレへ。

フィナーレは、船長室のドアに直撃したところで。
「一体何事だ!?」…という表情の船長に対して、1900はにこやかに肩をすくめてみせ…

"Good evening, Captain. Care for ride?"
「こんばんは、船長。あなたもお乗りになります?」

やんちゃでお茶目な1900…ほんと、憎めないキャラです(笑)

…というわけで、今日ご紹介する場面はここで終わり。

今回もまた、長々と書いてしまいました

でも、この場面もほんと、とっても好きな場面なんです。
印象に残るセリフとかがあるってほどでもないんですが、とにかく映像と音楽と俳優さんの表情が素晴らしい
幻想的で、ありえないシチュエーションだけに、映画って良いなぁ…と思わせる場面だと思います。

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