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フィギュアの音楽…からモーツァルトの話。

2010/03/03
このあいだの土日は、ちょっと西のほうへ1泊2日の旅行へ出かけていた私。

旅行はハードながらも楽しかったんですが、ちょっと残念だったのが、バンクーバー五輪のフィギュアスケートのエキシビションを見そこねたこと

フィギュアは、気迫のこもった競技中のもいいけど、点数を気にせず観客を魅せてくれるエキシビションがまた良いですよね

…ってわけで楽しみにしていたエキシビションを見られなくてがっかりしてたんだけど。

今は便利な世の中ですね
NHKがネットで動画を無料配信してたので、そこで観ました

時間の都合もあって、全部見たわけじゃないけど、シングルは男女ともほとんど観ました
どの選手も、競技中とはまた違った表情を見せてくれて、とっても素敵な演技だったと思います

私はどっちかっていうと男子シングルに注目する人間なんですが、とくにスイスのランビエール選手のが印象的でした。

なんていうか、手先まですごい神経が行き渡ってる感じで、何気ない動きの1つ1つがとっても美しいの
SPとかフリーのときもそう思ったけど、このエキシビションでは、照明の効果もあってか、さらに際立ってるように思いました。

他の男子シングル選手の動きは、どっちかっていうとやっぱり男性的っていう感じなのですが(高橋選手のはそうでもないかな?)、ランビエール選手の場合は中性的かむしろ女性的な感じ。
まさにバレエを思わせる動きは、本当に美しかったです。

そして、もちろん、高橋選手の流麗な演技、プルシェンコ選手の力強い演技、ライサチェック選手の長い手足を存分に活かした「大人の男性」って感じの演技、いずれも甲乙つけがたい素晴らしいものでした!

それから、女子ももちろん素晴らしかったです!

浅田選手のは、彼女らしいプログラムで、衣装もとっても似合ってましたね
ピンクの扇子をぱたぱたしてるのが特に可愛かった

それから安藤選手。

彼女のは、SPと同じモーツァルトのレクイエムをつかったプログラム。
でも、アレンジはSPとは随分変えてありました。

SPのときは、安藤選手の演技は良かったけど、音楽のアレンジがイマイチ…と思った私。

フィギュアの場合、歌を入れちゃいけないとか、そういう決まりがあるのは分かるんだけど、音があまりにも軽すぎると思いました。
なんていうか、携帯の着メロの音みたいで、奥行きとか重厚感がまったくといっていいほどなかったから。。

この音楽では、せっかくの安藤選手の思いのこもった演技を引き立てることができないみたいで、ちょっと残念でした
歌は入れられなくても、もうちょっと重厚感のある音だったら、さらに良かったんじゃないかなぁ、と。

その点、エキシビション版では、前半に別のメロディ(レクイエムの現代アレンジ?それとも全然別の曲?)が入ってましたが、後半ではオケ+合唱版のちゃんとした録音のレクイエムを使ったアレンジになっていたので、SPのよりも数段良かったと思います。
安藤選手の…なんて言ったらいいのか分からないけど、奥底から煮えたぎる?湧き上がる?ような深みのある演技とも音楽がマッチしていて、印象深かったです。

ちなみに。

このモーツァルトのレクイエム。
私にとっては、やっぱり特別な曲です

モーツァルティアンな私ですが、そのなかでも特に思い入れのある曲の1つがこのレクイエム。

モーツァルトが亡くなる間際まで作曲していて、ついには完成させずに終わった…っていう有名なエピソード。
実際は、ロマン主義の時代に脚色されたようなロマンティックで悲劇的なエピソードには、いろいろ問題もあるわけですが。。
まあ、それでもやっぱりこのレクイエムがモーツァルト最期の曲であるわけで。

はい。

あ、ちなみに、このレクイエム。
ご存知の方はご存知でしょうが、他のミサ曲なんかと同じく、いくつかの曲がセットになって1つのレクイエムと呼ばれてます。

で、モーツァルト自身が完成させたのは、1曲目の「イントロイトゥス」だけ。
あとは、弟子のジュースマイヤーやらが、モーツァルトの遺した指示をもとに仕上げました。

安藤選手がフィギュアで使ってたのは、8曲目の「涙の日(ラクリモサ)」3曲目の「怒りの日(ディエス・イレ)」でした。
あと、エキシビションでは、「ラクリモサ」と「ディエス・イレ」のつなぎに「イントロイトゥス」の冒頭部分っぽいのが入ってた気が。
「ラクリモサ」と「ディエス・イレ」は、モーツァルトのレクイエム中、もっともよく知られた曲ですよね。
テレビなんかで聴くことも多いと思います。
「ラクリモサ」は、モーツァルトの絶筆となった曲で、これまたモーツァルティアンにとっては思い入れの深い曲だったりします。

ちなみに、私が1番好きなのは、「イントロイトゥス」。
この曲だけモーツァルトが自力で完成させた…っていう背景もあるけど、そんなことよりもなによりも!
ごちゃごちゃした背景知識も何もなくても、この曲はほんとのほんとに素晴らしくて感動的だから。

最初から最後まで、文句なし!

ほんっとーにこの曲が好きなので、朝っぱらから電車の中でウォークマンで聴いたりしてます。
朝からレクイエムてどんな暗い人間やねん…と思わなくもないんだけど、でもテンションは上がるのです(笑)

この曲を大聖堂かなんかで聴いたりなんかした日には、絶対泣ける!!って確信してます。
家のコンポとかで(お隣がお留守のときに)大音量で聴いても、ぐっときます。。
ソプラノのソロの最後の「え~る~され~む♪」から最後までが特に!
伴奏と合唱の各パートが絡み合うポリフォニックな壮大さが素晴らしいです!!

…っとと。

なので、後世には、このジュースマイヤー版がイマイチ…という批判が多く、モーツァルトならこう仕上げただろう…という研究にもとづいたバージョンがいくつか出版されています(有名なのは、バイヤー版)。
このバイヤー版を使った録音も結構出されていて、私もアーノンクールが指揮してる録音のCDをもってます

でも、実のところ、私は、個人的には、オリジナルのジュースマイヤー版でいいんちゃう?…とか思ってます。
解釈をほどこしたバージョンを作るのは悪くはないけど、ジュースマイヤーがいくら才能に乏しかったといっても、まあモーツァルトの弟子だったことには違いないんだし、まあそれはそれ…ってやつですよ
細かいことは気にせず聴こうぜ!…みたいな(←大ざっぱ)。

ちなみに、私がお気に入りの録音は、歴史的名盤と名高いベーム×ウィーン・フィル盤です↓

モーツァルト:レクイエムモーツァルト:レクイエム
(2009/11/11)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ベーム(カール)マティス(エディット)

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この演奏は、モーツァルトの意図を超えて重すぎる~とかっていう批判も多く聞かれるんですが、でも私は好きです
この演奏でのレクイエムは、ほんとにこれ以上ないほど悲痛で感動的
とくにイントロイトゥスは素晴らしい!!
ぜひぜひ一度聴いてみてください!!!

あ、ここまで熱く語ってしまいましたが、モーツァルトのレクイエムってどんな曲??という方にはこちらのリンクを↓

レクイエム ニ短調 K.626 (モーツァルト)

こちらのサイト様で聴けるのもベーム指揮ですが、こちらは1956年のウィーン交響楽団との録音です。
71年のVPO盤に比べると、やっぱりイマイチ…
でも、レクイエムは、演奏によってほんとに違ってくる曲なので、聴き比べるのがまた楽しいです。

…っと。

フィギュアの話からモーツァルトの話にとびました。

ここでふたたびフィギュアの話にもどしましょう。

今回のバンクーバー五輪でのフィギュアスケートで使われた音楽。

エキシビションで印象深かったのは、男子シングルでフランス語の歌を使ってた選手が多かったこと。
プルシェンコ選手とランビエール選手の2人がフランス語の歌でした
プルシェンコ選手は、ジョニー・アリディの曲でしたね!

あと、競技では、PotCの曲が何気に根強い人気だなぁ…と。
私が観たかぎりでは、男子シングルで1人、女子シングルで1人。
男子シングルの選手は、コスチュームもPotC風でしたね!

それから、アイスダンスでは、日本のリード姉弟が「天使と悪魔」のテーマで、『ダヴィンチ・コード』?『天使と悪魔』?の映画のサントラの音楽を使ってて、おおっ!って思いました
このサントラは買ってないけど、音楽はわりと好きだったので

アイスダンスといえば、フリーでIL DIVOの音楽を使った選手があったそうで
動画でチェックしましたが、「アダージョ」でした。
アルビノーニの「アダージョ」って、フィギュアではほんとに人気ですね~!
フツーの器楽バージョンでもよく使われてるけど、このアイスダンスのは正真正銘IL DIVOバージョン。

IL DIVOの曲だったら、他に「アンジェリーナ」とかってフラメンコのリズムで盛り上がりもあっていいんじゃないかと思うんですが、どーでしょう???
器楽版アレンジなら、「ラ・プロメッサ」なんてのもどうかなぁ???ちょっとテンポが遅めだけど。。

あと、音楽では『オペラ座の怪人』も人気でした。

そういえば、フィギュア見てていつも思うんだけど、映画音楽を使ってる選手が多いわりには、『LOTR』の音楽使ってる選手がいなーい…。
私が見てないだけのような気もするけど、私が見たかぎりでは、まだ見たことない気が。。
『PotC』はわりと見かけるのになー。
なんでだろう???
『LOTR』の音楽も、3部作だし、必要に応じて編集しやすいから、結構いけるんじゃないかと思うんですが。。
もしかして著作権の問題とかがあるの???
なければ誰か使ってください!(←私が見てみたいだけ・笑)

以上、なんだかとりとめもなく長くなってしまいましたが(汗)
フィギュアとか音楽とかモーツァルトとかの話でございました。
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17:58 モーツァルト | コメント(0) | トラックバック(0)
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