『サンシャイン・クリーニング』感想♪
2012/02/22
来日公演前とあって、最近、もっぱらIL DIVOネタばかり書いていましたが…。
今日は、ひさしぶりに映画ネタを書こうと思います。
昨日、BSジャパンかどっかで、映画『サンシャイン・クリーニング』を放映していたので、観てみました。
この映画、2009年ごろに公開されたもので、わりと最近の映画です。
以前、映画館に何かの映画を観に行ったときに予告編をやっていて、ちょっと気になっていた作品です。
ストーリーは、負け組人生を送るローズとノラの姉妹が、殺人事件や傷害事件、自殺などの現場の清掃ビジネスを始める…というもの。
姉のローズは、高校時代はチア・リーディングでアイドル的存在だったのに、今や落ちぶれたシングル・マザー。
高校時代の恋人は別の女性と結婚してしまったのに、彼との不倫関係をずるずると続けてしまい、8歳になる息子を1人で育てています。
そして、その息子は、学校で問題児扱いされ、退学になる始末…。
ローズは、ハウス・クリーニングか何かの会社で清掃の仕事をしているのですが、派遣先の家では不動産会社に勤め、まもなく出産を控えた、いわば「勝ち組」の同級生に出会い…。
一方の妹のノラは、父親と同居している?のですが、バイト的な仕事はクビになり、仕事もなく…。
ローズをエイミー・アダムス、ノラをエミリー・ブラントが演じています。
予告編の記憶から、もっとコメディ・タッチの作品なのかと思ったら、意外とシリアスな感じでした。
たしかにコメディ要素もあるのですが、むしろヒューマン・ドラマ的要素が強く、しみじみ、時にほろりとさせる作品です。
流血沙汰の現場の清掃…という強烈な仕事をはじめる2人の奮闘を追ったストーリーなのですが、むしろ姉妹とその父親、さらにはローズの息子、ローズの不倫相手のマック、そして清掃用具を販売するお店の男性…をめぐる人間関係が中心に描かれています。
姉妹と父親、ローズの息子は、みんな人生につまづいてる人たちばかり。
みんなそれなりに必死に生きているのに、何をやってもうまくいかない…そんな姿と、ローズの心からの叫びは、すごく共感できます。
ラストは、アメリカ映画にありがちなハッピー・エンドとはひと味違い…。
現場清掃で、姉妹が大成功をおさめて、お金も稼いで…なんていう終わり方にはなりません。
結局、人生なんて、そうそううまくいくものではないし。
それでも、なんとか生きていくしかないわけで。
とはいえ、父と姉妹、そしてローズの息子の4人の家族愛にあふれた関係は、とても優しく、それほど不幸でもないんだと思わせてくれます。
「えっ?これで終わり?」という、ちょっとあっけない終わり方ではありますが、ほわっとあたたかな気分にさせてくれる作品でした。
落ち込んでいるときなんかに見ると良い作品なんじゃないでしょうか。
今日は、ひさしぶりに映画ネタを書こうと思います。
昨日、BSジャパンかどっかで、映画『サンシャイン・クリーニング』を放映していたので、観てみました。
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この映画、2009年ごろに公開されたもので、わりと最近の映画です。
以前、映画館に何かの映画を観に行ったときに予告編をやっていて、ちょっと気になっていた作品です。
ストーリーは、負け組人生を送るローズとノラの姉妹が、殺人事件や傷害事件、自殺などの現場の清掃ビジネスを始める…というもの。
姉のローズは、高校時代はチア・リーディングでアイドル的存在だったのに、今や落ちぶれたシングル・マザー。
高校時代の恋人は別の女性と結婚してしまったのに、彼との不倫関係をずるずると続けてしまい、8歳になる息子を1人で育てています。
そして、その息子は、学校で問題児扱いされ、退学になる始末…。
ローズは、ハウス・クリーニングか何かの会社で清掃の仕事をしているのですが、派遣先の家では不動産会社に勤め、まもなく出産を控えた、いわば「勝ち組」の同級生に出会い…。
一方の妹のノラは、父親と同居している?のですが、バイト的な仕事はクビになり、仕事もなく…。
ローズをエイミー・アダムス、ノラをエミリー・ブラントが演じています。
予告編の記憶から、もっとコメディ・タッチの作品なのかと思ったら、意外とシリアスな感じでした。
たしかにコメディ要素もあるのですが、むしろヒューマン・ドラマ的要素が強く、しみじみ、時にほろりとさせる作品です。
流血沙汰の現場の清掃…という強烈な仕事をはじめる2人の奮闘を追ったストーリーなのですが、むしろ姉妹とその父親、さらにはローズの息子、ローズの不倫相手のマック、そして清掃用具を販売するお店の男性…をめぐる人間関係が中心に描かれています。
姉妹と父親、ローズの息子は、みんな人生につまづいてる人たちばかり。
みんなそれなりに必死に生きているのに、何をやってもうまくいかない…そんな姿と、ローズの心からの叫びは、すごく共感できます。
ラストは、アメリカ映画にありがちなハッピー・エンドとはひと味違い…。
現場清掃で、姉妹が大成功をおさめて、お金も稼いで…なんていう終わり方にはなりません。
結局、人生なんて、そうそううまくいくものではないし。
それでも、なんとか生きていくしかないわけで。
とはいえ、父と姉妹、そしてローズの息子の4人の家族愛にあふれた関係は、とても優しく、それほど不幸でもないんだと思わせてくれます。
「えっ?これで終わり?」という、ちょっとあっけない終わり方ではありますが、ほわっとあたたかな気分にさせてくれる作品でした。
落ち込んでいるときなんかに見ると良い作品なんじゃないでしょうか。
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