『ホビット』語り―続トーリン
2013/01/30
『ホビット』語り6回目は、このあいだのトーリンについての記事があまりにミーハーっぽかったので、補足を…。
…と、その前に。
昨日は、NHKで放送された『SHERLOCK』の第1シーズン最終回でした。
ビルボ役のマーティン・フリーマンさんがワトスンを演じる、あのドラマです。
『SHERLOCK』ファンの友人から聞いていて(?)覚悟していたとはいえ…あのラストですか!
まあ、第2シーズンもあるので、あれは何とか切り抜けられる…ってことなんだろうけど。
シャーロック+ジョンvsモリアーティの戦いは続く…って感じですね。
ところで、NHKさん…第2シーズンも総合で放送おねがいします!!
それにしても、PJがこのドラマを見てビルボ役にキャスティングした…そうですが、マーティンさんのジョンは、ほんとにビルボっぽいですね。
なんか…エキセントリックで、超天才的で、常人の域をはるかに超えてるシャーロックから見ると、ジョンはすごくマトモというか、普通というか…。
普通にそのへんにいそうな感じだし。
それでいて、シャーロックに(ある意味)まきこまれて、マトモじゃない事件の捜査にかかわって、がんばってるところがビルボっぽい。
シャーロックのエキセントリックさに時に呆れて辟易しながらも、そういうものに好奇心ももってるところも、トゥック家の血が騒ぐビルボっぽい。
ドラマ見て思ったのは、こんな些細なところからよくもまあ…と感嘆したくなるシャーロックの推理の鋭さと、そのテンポの速さもさることながら、シャーロック×ジョンの凸凹コンビのやりとりが魅力なんでしょうね。
もちろん、レストレードとか、他の人物もですが。
ストーリー自体は、ミステリーとしておもしろいんだけど、裏ですべての事件の糸を引いてるモリアーティとか、まだまだ解決してない部分が残されてるし、事件のあと始末?についても、普通のミステリー・ドラマみたいにはっきりすっきり良かったね…というわけにはいかず…という感じで、後味は宙ぶらりんなところもありますが。
まあ、クラシックなホームズでもそんな感じのところがあるし、まだまだこれから続きますよー…ってところなんでしょう。
***
さて、ここからが本題。
続トーリン…ってことで。
今、ちょうど原作で映画の第1作に相当する部分をようやく読み終わりそうなところなんですが。
それを読んでいて思ったのが、今までのところ、トーリンの影は意外と薄い…??ってことでした。
まあ、今後活躍して目立つのかもだし、まだ全部読んでないので、なんとも言えないんだけれども。
これまでのところでは、要所要所には出てくるけど、トーリンという人物(ドワーフ)について、それほど掘り下げてあるわけでもないなぁ…と。
その点、映画の場合、ゴブリンへの憎しみや、エルフの裏切りに対する不信感など、原作ではこれまでのところそれほど深く描かれていない部分が強調されていて、単に身分の高い高貴なドワーフ…ってだけじゃなく、トーリンが背負ってるものとか、どす黒い感情とか、そういうものがよく伝わってきて、より人間くさい(ドワーフだけど)人物に思えて、魅力的だと思いました。
補足は以上です。
…本題より、前置きが長かった(汗)
…と、その前に。
昨日は、NHKで放送された『SHERLOCK』の第1シーズン最終回でした。
ビルボ役のマーティン・フリーマンさんがワトスンを演じる、あのドラマです。
『SHERLOCK』ファンの友人から聞いていて(?)覚悟していたとはいえ…あのラストですか!
まあ、第2シーズンもあるので、あれは何とか切り抜けられる…ってことなんだろうけど。
シャーロック+ジョンvsモリアーティの戦いは続く…って感じですね。
ところで、NHKさん…第2シーズンも総合で放送おねがいします!!
それにしても、PJがこのドラマを見てビルボ役にキャスティングした…そうですが、マーティンさんのジョンは、ほんとにビルボっぽいですね。
なんか…エキセントリックで、超天才的で、常人の域をはるかに超えてるシャーロックから見ると、ジョンはすごくマトモというか、普通というか…。
普通にそのへんにいそうな感じだし。
それでいて、シャーロックに(ある意味)まきこまれて、マトモじゃない事件の捜査にかかわって、がんばってるところがビルボっぽい。
シャーロックのエキセントリックさに時に呆れて辟易しながらも、そういうものに好奇心ももってるところも、トゥック家の血が騒ぐビルボっぽい。
ドラマ見て思ったのは、こんな些細なところからよくもまあ…と感嘆したくなるシャーロックの推理の鋭さと、そのテンポの速さもさることながら、シャーロック×ジョンの凸凹コンビのやりとりが魅力なんでしょうね。
もちろん、レストレードとか、他の人物もですが。
ストーリー自体は、ミステリーとしておもしろいんだけど、裏ですべての事件の糸を引いてるモリアーティとか、まだまだ解決してない部分が残されてるし、事件のあと始末?についても、普通のミステリー・ドラマみたいにはっきりすっきり良かったね…というわけにはいかず…という感じで、後味は宙ぶらりんなところもありますが。
まあ、クラシックなホームズでもそんな感じのところがあるし、まだまだこれから続きますよー…ってところなんでしょう。
***
さて、ここからが本題。
続トーリン…ってことで。
今、ちょうど原作で映画の第1作に相当する部分をようやく読み終わりそうなところなんですが。
それを読んでいて思ったのが、今までのところ、トーリンの影は意外と薄い…??ってことでした。
まあ、今後活躍して目立つのかもだし、まだ全部読んでないので、なんとも言えないんだけれども。
これまでのところでは、要所要所には出てくるけど、トーリンという人物(ドワーフ)について、それほど掘り下げてあるわけでもないなぁ…と。
その点、映画の場合、ゴブリンへの憎しみや、エルフの裏切りに対する不信感など、原作ではこれまでのところそれほど深く描かれていない部分が強調されていて、単に身分の高い高貴なドワーフ…ってだけじゃなく、トーリンが背負ってるものとか、どす黒い感情とか、そういうものがよく伝わってきて、より人間くさい(ドワーフだけど)人物に思えて、魅力的だと思いました。
補足は以上です。
…本題より、前置きが長かった(汗)
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「ホビット」の原作、読み終わられましたか?
お読みになっているのは原書?
・・・私は英語さっぱりなので、瀬田貞二訳の「ホビットの冒険」をけっこう前に読みました。
やはりLOTRとの関連性が大事ですので、原氏の訳したものにはちょっと手が出ません・・・
原作ではトーリンをはじめ、ドワーフたちの内面への掘り下げはほとんどないに等しいですよね。
原作がこうだからこそ、映画版は(LOTRとは違って)原作を凌駕する可能性が高いと思います。
なかでもトーリン。
ともかくトーリン。
・・・今後に期待するとともに、くれぐれもスベらないでほしいと切に願っています。
昨日、FC2ブログを立ち上げました。
こちらさまには遠く及びませんが、
大好きなものがけっこうカブっています(笑)
できたら仲良くさせて頂けませんか?
よろしくお願いします
コメントありがとうございます。
『ホビット』の原作は、原書で読んでいるのですが、なかなか忙しく、まだ読み終わっていません
ようやく、ちょうどビルボがスマウグと話したあとあたりまで読んだので、あと一息なのですが。
英語で読むと、原書ならではの味わいがあるのですが、一方で、私の英語力の問題で、きちんと理解できていないだろうな…というところもあるので、原書を読み終わったら、邦訳もぜひ読みたいと思っています。
固有名詞の問題や世界観のつながりもありますので、やはり私も瀬田氏の訳を読むつもりです。
>原作ではトーリンをはじめ、ドワーフたちの内面への掘り下げはほとんどないに等しいですよね。
本当にそうですね。
トーリンはまだしも、あとバーリン、ボンブール、フィーリとキーリあたり以外のドワーフなんて、ソロでの出番(?)もほとんどないし、誰が誰だか…という感じです。
それぞれのバックグラウンドや冒険への思いなども分からないので、そのあたりは映画での掘り下げに期待したいところです。
トーリンもいろいろ背負っていることでの葛藤や、ラストへの伏線など、内面をさらに掘り下げて、より魅力的な人物像になるのでは…と期待しています。
まだ1作目しか公開されていないので、これからですね!
それから、ブログ、さっそく拝見させていただきました。
LOTRもホビットも深く洞察されていて、興味深く読ませていただきました。
私のブログはつまみ食いだらけの中途半端なものですが、こちらこそよろしくお願いします。
ずっとmixiをやっているのですが、
あまり外へ開かれていないので・・・
記事はそちらのものと、以前やってたブログ(放置中)からの転載です。
こちらへもたびたびお邪魔するかと思いますので
よろしくです。
ちなみに、イル・ディーヴォでの一推しは、
わたしはウルスさんです♪
こちらこそ、よろしくお願いします。
NEKOさまのブログ、今後も楽しみにしています。
NEKOさまもIL DIVOお好きなんですね!
私もウルスさんファンです
なるほど、たしかに大好きなものがカブってますね(笑)