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BBCドラマ『North & South』観終わりました!

2013/06/13
昨日の記事に書いたリチャード・アーミティッジさん主演のBBCのヒストリカル・ロマンス『North & South』。

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Daniela Denby-Ashe、Richard Armitage 他

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そうそう、第1話と第2話の感想で書き忘れていたことが1つ。

RAさん演じるMr.ソーントンの妹のファニーが、「私が行きたくてたまらないところ」としてあげていたのが、ロンドンとアルハンブラ。
ここで、彼女がアルハンブラに行きたいと思った理由として、ワシントン・アーヴィングの『アルハンブラ物語』をあげていました。

去年、まさにこの本を読んで、スペインに旅した身としては、ちょっと「おっ!」と思った…それだけ(笑)

続きが気になってしかたなかったので、第3話を観たら、もう最後まで観ずにはいられませんでした
英語字幕しかなくてしんどい…とか、もはや思わなくなるくらい、ストーリーに引き込まれましたよ

それに、RAさんの見どころも満載で、ラストはファンじゃなくても蕩けること間違いナシ!
最高にロマンチックで、それでいて、ラブ・ストーリーだけに要約されない、当時の社会背景を丁寧に描いた秀逸なドラマでした。

以下、第3話と第4話のネタバレありの感想です↓
ざっと通して観たので、間違っているところもあるかと思いますが、あしからず。
第2話のラストでは、労働者の暴動で自分をかばって怪我をしたマーガレットに、ついに思いを打ち明け求婚したMr.ソーントンが、彼女に手ひどく拒絶されるところで終わっていました。

そういうわけで、第3話では、マーガレットとMr.ソーントンは気まずい間柄に…。

彼女にふられたことを報告するMr.ソーントンをなぐさめるとともに、自分の息子を拒絶したマーガレットへの憎しみをおさえられない母親、Mrs.ソーントン。
そんな彼女に、Mr.ソーントンは、もう彼女の名前を口に出さないでくれ…と。

…切ない。。

***

さて、そんな2人を取りまく状況は、いろいろ大変なことに。

第3話と第4話は、2人を取りまく人々の死にも彩られることになります。

マーガレットの母親は、北部のミルトンに引っ越してきて以来、体調を崩しており、病状はますます悪くなるばかり。
いよいよ最期のときが近いと感じた母親は、海軍での暴動の責任をおしつけられてイギリスにもどることができずにいる息子にもう二度と会えないだろうことを悲しみます。

そんな母親の姿を見て、危険をおかして、スペインのカディスにいる兄(弟?)のフレデリックに手紙を書くマーガレット。

ところで、マーガレットの父親Mr.ヘイルの教え子でもあり、友人でもあるMr.ソーントンは、マーガレットと会うことの気まずさはあるものの、ヘイル家にお見舞いの品をもってやってきます。

ここで、黒づくめのフォーマルなファッションに編んだバスケットをかかえているMr.ソーントン=RAさん…なんだか可愛らしいw

一方で、死の影は、Mrs.ヘイルだけでなく、マーガレットの友人で、労働者階級のベッシーにも迫ります。
彼女は、綿ぼこりの舞う紡績工場で長らく働いてきたため、肺を病んでしまっていたのです。

マーガレットは、彼女の家に足しげく通いますが、ついに息をひきとるベッシー。

そして、マーガレットの母親、Mrs.ヘイルも、いよいよ弱ってきます。

そんなとき、夜中にやってきたのは、カディスにいるはずのフレデリック。
彼は、危険をおかして、死期の近い母親に会いにきたのです。

感動の再会を喜ぶヘイル家。

…ところで、そんななか、ヘイル家にやってきたMr.ソーントンは、若い男性の影を感じ、不審に思います。
ありがちな筋立てですが、ここらあたりからMr.ソーントンのマーガレットに対する誤解がはじまります。
じれじれです。

***

結局、ほどなくしてMrs.ヘイルは亡くなってしまうのですが、そんなとき、なんと故郷の南部からたまたまやってきていたチンピラにヘイル家は目をつけられてしまいます。

そして、フレデリックが慌ててロンドンへと戻る矢先、夜遅くの駅で、マーガレットとフレデリックが別れの抱擁を交わしているところを、Mr.ソーントンに見られてしまいます。
完全に誤解したMr.ソーントン…。。
もう、じれったいったら!

さらに、そのすぐあと、駅で例のチンピラに見つかってしまい、からまれたあげく、フレデリックが突き飛ばすと、チンピラは階段を転げおち、のちに死んでしまいます…。

フレデリックは、無事ミルトンを離れられたものの、2人が駅に向かう姿を目撃した人がいたため、マーガレットは、警察から疑いをかけられてしまい…。
とはいえ、フレデリックが国内にいることを知られてしまうと、死刑にされかねないので、本当のことを言えないマーガレット。

…が、捜査官と知り合いであり、治安判事?(magistrate)でもあったMr.ソーントンのはからいにより、事件はそれ以上、捜査されないことに。

感謝するマーガレットに、今度はMr.ソーントンから冷たい言葉が…。

当初は、ミルトンのこともMr.ソーントンのことも偏見をもって嫌っていたマーガレットですが、だんだんと彼女の態度は改められていきます。
…が、求婚を断られて傷ついたMr.ソーントンは、かたくなな態度を崩さず、なかなか良い感じにならない2人。

***

ところで、第2話で勃発していたストライキは、結局不発に終わります。

強い信念をもって労働運動を指揮するベッシーの父親、ニコラスとは違い、小さな子どもたちをかかえて、家族を養うためには長期のストライキに加わることはできない…と涙ながらに訴えるバウチャー(だっけ?)。

結局、彼は、暴動を指揮したとして警察に追われ、水路?で死んでいるのが見つかります。
そして、残された妻も後を追い、あとにのこった子供たちを引きとることにしたニコラス。

でも、労働運動を指揮した彼には、仕事がありません。

生活に困ってヘイル家に相談したニコラスは、マーガレットから、Mr.ソーントンに相談するように説得されます。

プライドをおしこめてMr.ソーントンに直談判に行くニコラス。
…が、ストライキのあと、資金面で危機に陥っていたこともあり、不機嫌なMr.ソーントンは、ニコラスの訴えをつっぱねます。

しかし、自分のところにくるよう説得したのがマーガレットであることが分かり、最終的には、自らニコラスのもとへおもむき、彼を雇うことを決めます。

マーガレットが踏んだように、腹をわって1対1で話したところ、お互いを理解しあい、だんだんと強い信頼関係で結ばれていくニコラスとMr.ソーントン。
男の友情も素敵でした。

常に暗くて厳しい表情のMr.ソーントンで、めったに笑顔を見せてくれませんが、ニコラスが引きとった小さな男の子を前に、おもわず表情が優しくなるところにぐっときました。

***

そんな折、ひさしぶりにオックスフォードの同窓会?に出かけて行ったマーガレットの父親、Mr.ヘイルが、旅先で亡くなった…という知らせを、彼女の名付け親であり、Mr.ヘイルの友人でもあるMr.ベルが伝えにきます。

結局、妻の死から立ち直れなかったんですね。
だんだんと年老いた風になっていくMr.ヘイルが痛々しかったです。

***

こうして、両親ともに失ってしまったマーガレット。
1人でミルトンに暮らしつづけるわけにもいかず、ロンドンに住む親戚が彼女を迎えにきます。

そして、ミルトンを去る日、ソーントン家に別れの挨拶を告げにいったマーガレット。

伏し目がちの切ない表情で、「君は言ってしまうんだね…」とMr.ソーントン。
戻ってくるのかという彼の問いに、マーガレットは答えをはぐらかします。

ここで、特典映像のインタビューでRAさんもイチオシしている名場面が。

挨拶をすませて雪の舞う中を馬車で去っていくマーガレットを玄関から見おろすMr.ソーントン。

「振り返ってくれ。私のほうを振り返ってくれ」

…切なすぎます!!
このときのRAさんの表情がまたいい!!
ちょっと眉間にしわをよせて、しだいに細まる目…。
こういう悲しげで切なくて暗い表情がなんて似合うんでしょう。

このあとの、ニコラスとの別れの場面もいいですね。

***

さてさて、ロンドンに移ったあと、なかなか喪服を脱ごうとしないマーガレットに、いとこのエディスは、弁護士であり義理の兄弟でもあるヘンリーとマーガレットをくっつけようと画策。

ヘンリーは、最初にふられてるんですけどね(笑)
そんな役まわりのヘンリー君。

***

そんなとき、Mr.ベルがマーガレットをたずねてきます。

Mr.ベル…洒落者で良いおじさんぽくて、なんか好きw

マーガレットを元気づけようと、故郷のヘルストンへと彼女を誘うMr.ベル。

ヘルストンで、ヘイル一家がかつて暮らした家へとやってきたマーガレットが、庭の椅子に座る今の牧師夫妻を見て、かつてそこに座っていた両親の幸せそうな姿の幻を思い浮かべる場面…ベタではありますけど、思わずウルウルしてしまいました。

そして、今の牧師夫妻と庭でお茶をするMr.ベルとマーガレット。

けれど、彼らはいまひとつ感じの悪い人たちで、彼女の父親を批判しているようにすら思える牧師の態度に、マーガレットは腹立ちを覚えます。
おまけに、かつてはあった庭のバラもなくなっており、がっかりするマーガレット。

マーガレットは、かつては天国に思えたイングランド南部やそこに暮らす人々が、実際にはそれほど素晴らしいものではなかったことに気がつきます。
北部のミルトンに長らく暮らすことで、だんだんと彼女の考え方が変わったんですね。

そして、牧師館を訪ねたあと、フレデリックとMr.ソーントンとの一件をMr.ベルに告白するマーガレット。
彼女は、Mr.ソーントンが、彼女のことを誤解しているのを心苦しく思っていることを告げます。

…と、ここで、Mr.ベルは、自分が病気に侵されていてもう長くはないこと、それゆえ気候の良いアルゼンチンに移住するつもりであり、財産を名付け子のマーガレットに譲る決意を明かします。

こうして、莫大な財産を手にすることになったマーガレット。

***

一方、資金繰りの悪化したMr.ソーントンの紡績工場は、ついに破綻。
彼は、大切な工場の閉鎖を余儀なくされてしまいます。

疲れ果ててやさぐれた?Mr.ソーントンも素敵ですw

そんな中、Mr.ソーントンの工場のオーナーとなったマーガレット。

ヘンリーをともなって、ふたたびミルトンへ向かい、紡績工場を訪ねたマーガレットが見たものは、止まってしまった機械群。
そこに、Mr.ソーントンとの出会いを思い浮かべるマーガレット。

…が、あいにくMr.ソーントンは留守で、厳しい言葉でMrs.ソーントンが彼女を迎えます。

***

一方、Mr.ソーントンは、閉鎖された工場で、ニコラスから、マーガレットには兄(弟?)がおり、かつて駅で抱擁をかわしていたのは、マーガレットの恋人ではなく兄(弟?)だったことを知ります。

…ついに誤解が解けました!
長かった。。

そして、マーガレットの故郷、ヘルストンに向かうMr.ソーントン。

Mr.ソーントンは、博覧会の場面をのぞき、ずっとミルトンにいたので、ずっと灰色の背景の中にいたわけですが、ここで色鮮やかなグリーンの背景の中を歩いているので、なんだか新鮮な感じ。

黒い上着を肩にひっかけて歩く様も絵になります!

そして、マーガレットの生家までやってきた彼は、生垣に咲く黄色いバラを見つけ、一輪の花を摘みとってその香りをかぎます。
マーガレットのことを思い浮かべてることは間違いありません。

赤いバラとかじゃなくて黄色ってところが牧歌的でロマンチックですね。

***

そして、ついにクライマックス。

ミルトンからロンドンへと戻る途中、たまたま停車した駅で、ホームの反対側に停車した列車の車窓に、マーガレットが見つけたのは、ヘルストンからミルトンへと戻るMr.ソーントンの姿。

列車から降りたマーガレットとMr.ソーントンの久しぶりの再会です。

…もうね、ここからはトロトロですね(笑)

それまでは、マーガレットに会っても、感情を隠すように表情はいたって厳しいか無表情っぽかったMr.ソーントンですが、彼も変わったんですね。
労働者にも理解を示すようになり、さらには工場が破綻して、すべてを失って、マーガレットへの誤解も解け…もうふっきれたのか、彼女に対する愛情を隠そうともしません。
こんな表情されたら、誰だってまいってしまうことでしょう(笑)

ミルトンに行っていて、これからロンドンに戻るところだと告げるマーガレットに、「私がどこへ行っていたか、君には分からないだろう」と言いながら、一輪の黄色いバラを差し出すMr.ソーントン。

なんてロマンチックで、なんてベタなシチュエーション!

日本人の中には、こういう気障なシチュエーションに背中がこそばがゆくなってしまう人もあるかと思いますが(笑)(私はどっちかっていうと、フィクションの中で見る分には、ベタなの好きです)
RAさんが素敵すぎて、こういうシチュエーションがハマりすぎて、女性なら誰しもとろけてしまうのではないでしょうか…。

どきまぎしてあくまでビジネスの話にもっていこうとするマーガレット。
ヘンリーを呼ぼうとするものの、Mr.ソーントンに阻まれ…。

彼女は、自分が得た財産で、Mr.ソーントンの工場再建に取り組むつもりであることを告げます。

そんな真剣な彼女のビジネス・トークを…Mr.ソーントンがまじめに聞いてるかどうかは怪しい。
もう、マーガレットが愛しくてたまらない!…という表情+ちょっとからかい半分の表情で、一心にマーガレットを見つめるMr.ソーントン…。
今、ビジネスの話をしても無駄だよ、マーガレットちゃん…。

そして、そのあとは…説明はいりませんね、はい。
言葉で説明するのは野暮です。

それから、出発のホイッスル。
完全な失恋を知ったヘンリーは、少々憮然とした表情ながらも、マーガレットを潔く送り出します。
気の毒なヘンリー君。
良い人なのですが…。

Mr.ソーントンは、マーガレットが自分の思いにこたえてくれたことを知っても、やはり少々不安だったのでしょうね。
ヘンリーのもとへ一度は戻ったマーガレットを切ない表情で見送ります。

でも、マーガレットが戻ってきたことを知ると…ここのRAさんの表情もまた良い

なんていうか…そう、キュートなんですよ。
キュートなトーリンとか、想像しがたいですけど、ここでのMr.ソーントンもといRAさんは、身悶えするほどキュートです。

それまでは硬くて厳しくて暗い表情が多かったMr.ソーントンですけど、このラストの場面では、こわばりがとれて、表情豊か!

口角をあげて心底嬉しそうに、それでも控えめにはにかむ感じでにっこりするところが、素晴らしく可愛い…(大の大人に失礼ですが…)。

そして、「You're coming home with me?」とひと言。
ある意味、これが二度目のプロポーズですよね!

そのあと、列車にふたたび乗りこんで、2人はミルトンへと帰っていきます。

***

…というところで、物語はおしまい。

いやいや…良いドラマでした。

いろんな社会背景の織り込まれたストーリーもおもしろくて最後まで飽きさせなかったし、RAさんの美しさと表情の豊かさと魅惑の声は言うに及ばず…。

RAさんがこのドラマでブレイクしたっていうの、納得できます。

罪作りなほどの美しさはもちろん(笑)、傲慢でプライドが高くて、それでいて優しさや実直さを兼ね備えたMr.ソーントンっていうキャラクターにすごくハマってるし、Mr.ソーントンが感情を表に出すタイプじゃない分、ちょっとした細かいしぐさや表情の表現がとても良かったです。

とりあえず1回通して見ただけなので、またじっくり見たいと思います!

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20:00 リチャード・アーミティッジ | コメント(0) | トラックバック(0)
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