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『アルハンブラ物語』

2013/08/21
今日も暑いです…

さて、今日は、たまには読書感想なんかを書いてみたり…

正直なところ、私は、読書家ではまったくないので、本業ではたくさん本を読むのですが、趣味で本を読むことはあんまりありません。

…で、家には積読の山があったりなんかするのですが、4月以来、その解消に努めているわけで。

それで、先日、ようやくワシントン・アーヴィングの『アルハンブラ物語』を読みおわりました。
すごく有名な本なので、ご存知の方も多いでしょうね。

アルハンブラ物語〈上〉 (岩波文庫)アルハンブラ物語〈上〉 (岩波文庫)
(1997/02/17)
W. アーヴィング

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アルハンブラ物語〈下〉 (岩波文庫)アルハンブラ物語〈下〉 (岩波文庫)
(1997/02/17)
W. アーヴィング

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この本は、去年、アンダルシアに旅行する前に、予習用に買っていて、旅行までに全部読もう…と思っていたものです。

…が、ま、いろいろ旅行準備とかも忙しくて、結局、下巻の途中まで読んだところで出発日を迎えてしまい、そのままに…。

それで、今度は、まあ…旅行から半年以上経過してしまったわけですが、「復習」に最初から読み返すことにしたわけで。

あらためて読み返してみると、予習としてはもちろん、この本を読んでいくと、実際にアルハンブラを訪れたときに、「これがあの…」なんて思ったりしたし、そういう予備知識があるとより深く鑑賞できるのですが。

ただ、行く前に読む場合、宮殿内の部屋の位置関係とかそれぞれの雰囲気、庭園の雰囲気なんていうのは分からないので、いまいちイメージがつかみにくい部分があったんです。

でも、実際にそこを訪れたあとに読んでみると、経験としてそういう部分を知ってるし、実際のその場所の雰囲気とか空気感も感じたあとなので、すごくイメージがしやすくて、行く前に読んだ時よりも、ずっと読みやすかったし、おもしろく思いました。

アルハンブラを訪れる方は、予習と復習、最低2回は読むのがおすすめです。

***

ところで、この物語は、19世紀前半にグラナダを訪れたアメリカ人作家のアーヴィングが、そこで見聞きしたことを綴ったものです。

当時、そこに暮らしていた人びとのこともあれば、そうした人びとから聞いた、当地の民間伝承を採録した章もあります。

随所にウィットを感じさせる文章で、書かれている内容もさることながら、アーヴィングという人の人間的魅力にも魅せられました。

それから、なんといっても、スペイン、それもアンダルシア地方の魅力。

グラナダは、15世紀末までイスラム王朝に支配されていたがゆえに、オリエント的要素と西洋的要素が良い具合にミックスされた、独特の魅力をもつ街です。

そういうわけで、アーヴィングが伝えてくれる民間伝承も、アラビアン・ナイトのような幻想的でオリエント的魅力に満ちています。

アーヴィングの文章は、他のヨーロッパ諸国とはひと味もふた味も違う、スペインという国の魅力をあますところなく伝えていて、この本がきっかけで、アルハンブラへのツーリズム熱が高まったというのもうなずけます。

そんな独特のロマンティシズムとぴりっとしたウィットが良いバランスでまぜあわされているところが、良かったです。

読書感想文とか苦手なクチだったんで、全然、この本の素晴らしさを伝えられてないですね(汗)

***

さて、私にとってスペインというのは、長らく、さして興味のない国でした。

何せ、中学生のころからフランスひと筋できていて、途中、オーストリアに浮気しつつも、基本的に私の興味関心の対象は、もっぱらフランスにそそがれていて、ピレネーの向こう側には興味がなかったんです。

それが、数年前から、いろんな理由が複合的にあわさって、気づいたらスペインの魅力にとらわれていました(笑)

…もちろん、フランスは、私にとって、ずっと特別でありつづけているんですけどね。

去年、実際にスペインに旅行してみて思ったのは、やっぱり他のヨーロッパ諸国とはまったく違うなぁ…ということ。
同じラテン系の国とはいえ、フランスとスペインじゃ、本当に違います。

もちろん、国境地方なんかは似ているところもあるわけですが、アンダルシアは、ほんとに片足をオリエントに突っ込んだような雰囲気があって、そういう東西文化の混在こそが、他にはないオリジナリティを形成しているんだと思います。

…って、これ、旅行ブログのほうに書いたら良かった(大汗)
あっちのブログは、1か月以上更新せずに放置してるんだよね…。。

最後におまけ。

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13:25 読書 | コメント(0) | トラックバック(0)
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