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『MI-5 英国機密諜報部』シーズン9感想②

2013/09/23
リチャード・アーミティッジさん出演のBBCドラマ『MI-5 英国機密諜報部(Spooks)』のシーズン9の感想第2弾です。

記事のカテゴリ的には、「海外ドラマ」でもいいのですが、RAさん出演シーズンについては「リチャード・アーミティッジ」カテゴリに入れておきます。

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そういえば、シーズン9のDVDボックスの写真って、ルーカスとベスとディミトリなんですね。
個人的には、タリクも結構好きなんだけどなー。

感想第2弾は、第3話&第4話についてです。

以下、ネタばれ大いにあります!
要注意。
第3話

さて、今シーズンは、新内相とそりが合わないハリー。
前シーズンの最後にちょこっと出てきたローレンス内相だったらよかったのにね。

今回は、ひさしぶりにロシアがらみの事件です。

ロシアに残っているという神経毒のサンプルを、旧ソ連のアザクスタン自由戦線(AFF)が狙っている…というので、MI-5は、FSBと協力して、サンプルの回収・灰化のオペレーションを行うことに。

そこで、ロシアに派遣されたのは、もちろん(?)ルーカス。

オペレーションは無事成功したものの、FSBは、ルーカスの制止にもかかわらず、サンプルを盗み出そうとしたAFFメンバーを射殺してしまう。

ただ1人生き残ったメンバーの男は、神経毒の開発に携わった教授の指示で、ロンドンにもこっそり残っているというサンプルを盗むため、イギリスに向かう。

…ってことで、それを阻止するのが、今回のお話。

…と、それは置いといて。

ロシアから帰ってきたルーカスは、拒絶するマヤにしつこく電話。
「二度と君の前から消えない」…って、それじゃストーカーです。

でも、セクションDでは、きちんとチームをまとめているんですよね。
ロスが死んでしまって、セクションのリーダーになったルーカス、プライベートは壊れてるけど、今のところは、仕事はちゃんとするのです。

さてさて、ロンドンにやってきたAFFの男は、結局、神経毒を盗めないまま、MI-5につかまってしまいます。

逆に、捜査協力のためにやってきたFSBのヴィクトルは、実は、毒を入手しようと画策。
毒の開発にたずさわり、そのサンプルを秘密裏に保持していた教授の娘が、そのありかを決して明らかにしなかったことで、ヴィクトルは、AFFの男の仕業に見せかけて娘を殺してしまいます。

…で、ヴィクトルに仕返しをして、ロシアによるアザクスタンへの侵攻をやめさせるため、チームは、ヴィクトルにはAFFの男が逃走したことにして、彼を利用した作戦を実行することに。

このAFFの男…尊敬していた教授に言われて祖国のために過激派に加わり、最初の作戦が失敗して仲間を失ったときに「もう終わりだ」…とやめようとしていたのに教授の説得でロンドンへ行くことになって、ロンドンでも失敗して「もう終わりだ」…と言っていたのに、結局MI-5のために利用されて、おまけに命を助けてもらえないままヴィクトルに殺されてしまい、とても気の毒だった。

なんかいろんな人の思惑に振り回されて犠牲になった感じ。
たしかに、それでロシアは撤退したから、祖国のためにはなったんだろうけど…。

このドラマではいつものパターンだけど、MI-5も、結局、イギリスという国家の安全のために、いろんな人を利用して、犠牲にしてるんですよね。
だから、セクションDのメンバーは、結果的に多くの人の命を救うことになっても感謝されないし、メンバー自身、心に影を抱えてるという。

さて、第3話の最後には、またまたヴォーンが登場しました。

ルーカス=ジョンの過去をばらすというヴォーンの要求をきっぱり拒否するルーカス。

まあ、それはいいとして、ルーカス=ジョンは、マヤを自宅に呼びます。

…で、やってきたマヤに本当のことを話すと言うのですが、8年間刑務所で暮らしたとか、人は殺してないとか…嘘ばかり。
自分が今、別人になりすましてMI-5で働いていることや、殺人を犯したこと、それらすべてを隠したままで、結局本当のことは言ってないんですよね。

「今さらなぜ?」というマヤの言い分は当たり前。

写真を見て封じ込めていた思いが再燃した…と言うルーカス。

でも、やっぱり納得はいかない。
サラとか、元奥さんとかはいいんだろうか?
封じ込めてたっていうか、忘れてたんだよね?

納得はいかないけど、それはこれまでのルーカスを「善」と見るからなんでしょうか。

ルーカスとして生きていることで、「善」の部分が強くなっていたとはいえ(いまだに仕事に対してはそう悪くない)、ヴォーンとの再会とマヤの写真を見たことで、黒ルーカス=ジョンがだんだん大きくなってきたのかも。

そして、ジョンには、もともと自分勝手で弱い人間の部分があったように思えます。
それが、「ルーカス」として生きることで、それこそ封じ込められてたんじゃないでしょうか。

第3話のラストでは、ついに流されるマヤ。
ジョンの言い分に納得しているわけじゃないんだろうけど、このマヤという人も、ちょっと流されやすいというか、よくよく考えないようなところがある気がしました。
納得できないけど、ま、いいか…というような。

この2人だと、破滅型ですよね。

***

第4話

第4話では、いよいよルーカスが黒くなっていきます。

前回のラストでマヤと結ばれたルーカス。

「私たちって何?」と問うマヤに、ルーカスは、「運命で結ばれてる」と答えます。

…と言いながら、民間の情報機関に勤めてると、なお嘘をついているんですよね。
本当のことを知られたら、マヤに嫌われるかも…という気持ちなのでしょうけど、あまりに独りよがりだと思います。
だって、そのせいで、マヤを危険にさらしてしまうわけですから。

さて、今回は、中国の工作員が3人、イギリスにやってきた…というお話。

新しい内相は、中国との関係を壊したくない、とまたまた及び腰。
どうやら事なかれ主義のようで、ハリーは、さらにイライラ。

ルーカスとディミトリは、データを盗むため、中国大使館に侵入。
しかし、警備に気づかれ、べスによって寝返った内通者カイのナビで脱出するが、貴重な内通者を守るため、ルーカスは、泥棒のふり?をしてあえて警察に捕まることに。

プライベートでの判断力はダメダメだけど、仕事はデキる男、ルーカス…。
もはや、ルーカスとジョンの2つの人格があるとしか思えん…。

そして、中国の狙いが、海水を脱塩する技術にあったことが判明。
水資源をめぐる争いが将来激化することを見越しての作戦のようですが、このドラマがそれに目をつけているところが、何ともタイムリー。

ルーカスは、仕事中にもかかってくるヴォーンからの電話にイライラ。

ヴォーンは、「オルバニー・ファイル」なるものを要求しているのですが、ルーカスは拒否…していたと思ったら、ファイルをデータ倉庫に探しに行く…。
しかし、自分のIDを入力するのはマズイので、いったんあきらめるルーカス。

さて、脱塩技術をもつ会社QMKがMI-5の協力を断ったことで、チームは、QMK本社に潜入してデータへのアクセスを試みる。
中国語(北京語?)の通訳として潜入するルース。

そのとき、カイからQMKの本社ビルに爆弾が仕掛けられたという情報が。
そして、ルースは、中国の工作員が狙うアムピトリテが、研究技術者である女性のコードネームであることをつきとめ、工作員による暗殺を阻止するため、女性を助けに行きます。

しかし、女性の部屋には、数人の武装した男が。
それは、CIAのエージェントでした。

ルースは、正体を明かし、CIAのエージェントとともに女性をつれて脱出。
しかし、CIAのネットワークが乗っ取られ、誤った場所に誘導され、女性は拉致されてしまう。

そもそも爆弾などなく、これは罠だったのです。
三重スパイを疑われるカイ。

一方、ルースは、ルーカスの行動の不審さに気づきはじめます。

ルーカスは、オルバニー・ファイルを見るため、廊下ですれちがった捜査官のパスワードを盗み見る。
そして、仕事を放り出して、他人のIDとパスワードで認証してオルバニー・ファイルを入手。
おまけにそれが廊下ですれちがった捜査官の仕業であるよう見せかけ、いざというときは彼を犠牲にする裏工作まで…。
なんて黒いんだ、ルーカス=ジョンよ…。

そして、ルーカス=ジョンが、ついにヴォーンにファイルを渡したときにヴォーンが言ったこと…。
とてもいやらしいセリフですが、シーズン9のルーカス=ジョンの本質をついてる気がしました。

ルーカス=ジョンは、「ヴォーンのためにやった」…と言ったけど、ヴォーンの言うとおり、結局は自分のためなんですよね。
マヤに知られたくない、自分の人生を守りたい…。

それに、マヤのため…みたいに言ってることだって、結局は自分のためのように思えます。
エゴイストなんでしょうね。

そして、ジョンは、マヤに会いに病院へ行って、「これで成功した。大丈夫だ。何の邪魔も入らない。2人で生きていける」…と、満足そうに、喜びを隠しきれない様子で言います。

ハリーの信頼を裏切り、国を売ったことをちっとも後悔していない様子…。
もはや狂ってる感じです。

それに、いまだにマヤには何一つ本当のことを言ってないし…。
あ、ちなみに、マヤは、ジョンが国家機密を売ったことも知りません。

さて、エピソードの最後、事件はうまく解決し、カイはCIAに引き渡されることになるのですが、ハリーが謝意を示すため、カイをどこへでも希望するところへ連れていくように…とべスに指示します。

すると、カイは、自分が今までしてきたことの決着をつけるため、中国大使館を希望。
国を裏切ったカイには処刑もありうるため、べスは止めようとするものの、カイの心は固く、爽やかに去っていきます。

自分がカイを裏切り者に仕立てあげたため、心を痛めるべス。

今シーズンは、新人2人が入ったわけですが、ディミトリはいまいちキャラが立ってない感じですが、べスは見せ場が多いですね。

そして、ラストでは、ルーカスがIDとパスワードを盗んだ捜査官が逮捕されたとの情報が。
ルーカス=ジョンが仕組んだことですが、システムをクラッシュさせ、2万4000ポンドを横領した罪をきせられたのです。

「ありえない」と白々しく言い、「自業自得か」とルーカス…。

もはや他人を犠牲にすることも厭わなくなってしまったようです。。

***

…と、徐々に黒ルーカスが姿をあらわしつつある感のある第3話と第4話でした。
続きは、また後日。
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17:24 リチャード・アーミティッジ | コメント(0) | トラックバック(0)
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