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『アンナ・カレーニナ』を観ました。

2014/03/25
IL DIVOのために(一時的に)加入したWOWOW。
IL DIVO以外観ないのはもったいないので、映画とか観ています

昨日は、ジョー・ライト監督×キーラ・ナイトレイ主演の『アンナ・カレーニナ』を観ました。

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ジョー・ライト監督×キーラ・ナイトレイといえば、『プライドと偏見』、『つぐない』のコンビ。

私は、どっちも観ていて、特に『プライドと偏見』はお気に入りで、DVDももっています。
あと、『つぐない』は、飛行機で観ただけですが、まあすごく重たい作品だったのでもう一度観たいとは思いませんが(自分が精神的に超絶健康な時だったら観てもいいかもしれないけど…)、まあ良い作品だったとは思います。

そういうわけで、『アンナ・カレーニナ』も、わりと期待して観たんですが…。

結論から先に言えば、私には合わなかった…orz

フランス人よろしく、観おわったあとにあれこれ議論するにはうってつけの作品で、実際、私も母と議論しましたが(笑)、好きかどうかと言われると、ノー…ですね。
かといって嫌いではないけど、「微妙」という言葉が似合います。。

以下、ネタばれアリの感想です↓

前提として、私は、文学にあまり親しみのある人間じゃないので、トルストイの原作は読んでいないことを断っておきます。

他の方のレビューを読むかぎり、原作を読んでから観たほうが良い映画みたいですね
…母がかつて文学少女だったので、うちに原作あるんですけどね。

長編作品を130分の映画にまとめるのが、そもそも難しいようです。

…で、何が私には合わなかったかというと、まず演出。

この映画は、舞台演劇を意識した演出がなされていて、場面や場所が切り替わるときにも、背景が動いていくような手法が使われています。

また、背景も明らかに絵と分かるものだったり、競馬の場面も屋内の舞台上のような場所だったり。
さらに、そもそも「舞台」が登場する場面(手前で掃除してる人がいたり)や、場面の移動が舞台上から舞台裏への移動によって表現されていたり…と、まさに映画の中で舞台演劇が行われているようなスタイルが用いられています。

実験的でおもしろい手法なのかもしれませんが、これが何だか私には合わなかった。

場面の展開がスムーズである反面、スピーディすぎて、ついていけない…。
特に、最初のほうは、そういう手法が使われているとは理解できず、「え、今どこ?」という感じでした。

さらに、場面転換だけでなく、登場人物の演技そのものも舞台演劇調のところがあって、リアリティを欠くように思えました。

その他大勢の動きがあえて形式化されていたり、主人公たち以外の人物が完全に静止していたり…。
独白の場面も、わざとセリフ調にしているようで、まさに舞台演劇っぽかった。

…好き嫌いが分かれる作品なんじゃないでしょうか。

***

それから、そういう演出と、スピーディで走りすぎる展開のせいかもしれませんが、登場人物の誰1人として、感情移入できませんでした。

まあ…主人公のアンナは、夫と息子がいながら不倫に走る女性ですから、独身の私に感情移入はそもそも無理かもしれませんが(笑)

でも、なんていうか…映画を観ていてストーリーに入りこめないというか、そういう感じをもちました。

ヴロンスキーとの愛に突っ走るアンナの心情がもっと丁寧に描かれていたら、もう少し理解できたように思うのですが、そのあたりはパスしてひたすら破滅に突き進んでいくばかりでした。
息子への愛情も中途半端にしか描かれていないし、心情の変化に唐突感があるというか、プロセスがよく分かりませんでした。
最後、列車に飛び込むにいたるまでの経緯も…。

想像でカバーできるけど、なんかちょっとブツ切り感があるというか。

奔放で破滅型の女性だけど、もうちょっと魅力的でもある人物として描かれていると、観ている側としては入り込めるかな…と思いました。

原作ではアンナとともに重要登場人物だというリョーヴィン(コンスタンティン)とキティのエピソードも、なんか付け足しっぽいというか、映画としての全体の中で浮き気味のように思えました。
アンナの破滅型の愛と対比されてるっていうのは、なんとなく分かるけど。

***

キャスティングは、なかなか豪華ですね。

キーラは、こういうコスチューム・プレイものが多いですが、古典的な顔立ちなので、昔の衣装が似合います。

…でも、痩せすぎで、心配になる(汗)
PotC1作目のときは、もうちょっとふっくらしてたのにね。

最後のほう、狂気漂う感じにはぴったりだったけど…。

ジュード・ロウが出てるというので、てっきりヴロンスキー役だと思ってたら、アンナの夫カレーニン伯爵役でした。
イケメン・ジュード・ロウが、地味で目立たない型物を演じていて、びっくり。
よく見たらジュード・ロウだったけど、危うく気づかないところでした。

『プライドと偏見』でダーシーを演じたマシュー・マクファディンが、浮気者のアンナの兄を演じていました。
ダーシーは、超二枚目役だったけど、ここではもじゃっとした頭と髭のなんだかひょうきんで良いおじさん的な風貌の役どころ。
雰囲気もダーシーとはまったく違っていて、なかなか演技派なんだな…と思いました。

***

というわけで、なかなか興味深い作品ではあったし、アート系なのね…と理解はできましたが、素直な映画のほうが好きな私にはクセがありすぎて、正直イマイチ…というのが、感想です。

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13:13 映画感想 | コメント(0) | トラックバック(0)
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