『イントゥ・ザ・ストーム』の感想
2014/08/26
公開日から3日ほど遅れですが、ついにリチャード・アーミティッジさん主演の竜巻パニック映画、『イントゥ・ザ・ストーム』を観てきました
平日のお昼の回に観に行ったからか、夏休み中だというのに、映画館はガラガラ。
『イントゥ・ザ・ストーム』は、見たところ、年配のお客さんが多い印象でした。
CMで結構宣伝してるけど、ハリウッド・スターが出てるわけでもないし、地味っちゃ地味な映画よね。
以下、ネタばれありで感想書きます↓

平日のお昼の回に観に行ったからか、夏休み中だというのに、映画館はガラガラ。
『イントゥ・ザ・ストーム』は、見たところ、年配のお客さんが多い印象でした。
CMで結構宣伝してるけど、ハリウッド・スターが出てるわけでもないし、地味っちゃ地味な映画よね。
以下、ネタばれありで感想書きます↓
この映画、リチャードさんが主演と思ってたんですけど、何人かいる主要キャラの1人…的ポジションってことだったんですね
でも、その中でもメインには違いなくて、エンドロールでも真っ先に名前が出てて、すごく嬉しかった~
(…しかし、私たちが観に行った回は、ほとんどのお客さんがエンドロールがはじまったとたん、出ていってしまって、エンドロールまで見てあげてよ~っと思いました。。)
私は、リチャードさん目あてで観に行ったので、内容はさほど期待してたわけじゃないのですが、意外とおもしろかったです。
この手の災害パニック映画にきわめてありがちなストーリーでしたが、逆に言えば、大ハズレはないよね。
私は、アート系作品よりは、ハリウッド大作派なので(ほんとはその中間あたりが理想)、わりと楽しめました
…良くも悪くもハリウッド的な作品があまり好きじゃない人や、映画にアートを求める人にとっては…ハズレでしょうけど;
物語では、災害パニック映画の定石というか、未曾有の危機に立ち向かう普通の人びと、死の恐怖を前にして再確認される家族愛と絆の修復が描かれます。
…で、何人かいる主要メンバーの数人は犠牲になるってところもテンプレ通り
ふと思い出したのは、若き日の(…って、今も若いですが
)イライジャ・ウッドが出ていた『ディープ・インパクト』。
あれは、隕石衝突による津波でしたが、まったく同じパターンだったなぁ…と。
他にも似たような映画がいくつもあった気がするけど、地上波放映とかで観たやつは忘れてるわ。。
そういうわけで、ありがちな災害パニック映画ですが、水戸黄門的魅力よね、これは(笑)
何せベタな話なんで、展開は予想の範囲内(…っていうより、予想するまでもない・笑)で感動的ってほどでもないのですが、高校生の息子2人との絆をとりもどしていく教頭先生パパ・ゲイリーを演じるリチャードさんの表情とか背中の演技が説得力あって良かったです
リチャードさん、まだ独身なのに、あんなおっきな息子がいる役を見事に演じています。
細かい設定は、はっきりとは説明されないけど、2人の息子・ドニーとトレイがまだ小さいとき?に、看護士だった妻と離婚して、そのあとでその元・妻が交通事故でなくなった…っていうことなのかな?
ドニーのセリフから察するに、そんな感じが…。
…なので、イケメン教頭先生は、女っ気ナシの堅物でした。
嵐の中、廃工場に取り残された長男を助けに向かう場面が良かった。
あと、ラストでみんな無事助かったあと、25年後に向けたタイムカプセルのビデオメッセージで、息子2人と並んでるとこなんて、演技って感じしなくて、素のリチャードさんみたいに自然でした。
リチャードさんが演じるゲイリー以外に、トルネード・ハンターの面々や気象学者も主要キャラなので、思ったよりリチャードさんの出番は少なかったですが、存在感ありました。
教頭先生って役どころなんで、教師っぽいお固いスーツ姿がかっこよかったです。
ま、学校の先生なんで、さほどファッショナブルなスーツでもないんだけど、リチャードさんが着ると素敵
…最初以外、終始濡れっぱなしですけどね(笑)
濡れてるといえば、豪雨を浴びたり、水の中にもぐったり、水が苦手というリチャードさんには、受難続き?
それにしても、ルーカス・ノースといい、トーリンといい、濡れる役が多いなぁ。
イケメンは濡らしてナンボなのか?
リチャードさんファンとしては、登場シーンのメガネも美味しかった
メガネといえば、ルーカスもしてたよね
鼻が高いから、メタルフレームが似合います(ちょっと冷たい感じに見えるけど)。
暴風にとばされそうになりながら、気象学者のおねーさんを助けたり、それなりにアクションもあります。
…あ、リチャードさんの後姿を見てて思ったのですが、ルーカスのときより体格良くなってますね。
他の役とかもあるから、役作りもあるのかもしれないけど、中年太りにはならないでね、なんて(笑)
ベタな話にちょっと目新しさ?を加えていたのは、登場人物の撮影しているカメラからの映像という設定を多用していること。
そのため、竜巻の映像を追い求めるトルネードハンター、卒業式とインタビューを撮影するカメラ少年、You Tubeのスターを夢見るおバカなおっさんたちが、映画の主要キャラになっていて、それぞれのカメラの目線から、ドキュメンタリーのように物語が展開していきます
それが映像のリアルさにつながっているのですが、慣れるまでは、カメラの手ブレがちょっと気持ち悪かった(さほどひどくはないのですが)。
映画のウリは、竜巻映像のスゴさ…ってことでしたが、実際、想像以上にすごかったです
でも、変な話、怖いってことはなくて、ま、ジェットコースターに乗ってるときみたいな(…って、私はビビりなんで、絶叫マシン嫌いなんですけど、ホントは)エキサイティングな感覚がありました。
あと、あまりの暴風に駐機中の飛行機が巻きあげられて空をとんでいくシーンなんてあるんですけど、フツーに考えたら恐ろしいことですが、むしろ美しさすら感じました。
美しさといえば、(仕事への情熱とプレッシャーから)さんざんメンバーにつらくあたっていたトルネード・ハンターのピートが、最後、ヒロイックに散っていくときに垣間見る、竜巻の目から見た美しい空も印象的です。
それにしても、アメリカを舞台にした災害パニック映画のヒーローに、なんでリチャードさんがキャスティングされたのかは、ちょっと私にとっては謎。
ハリウッド・スターをこの役にキャスティングしたほうが、観客動員はとれるんでしょうけど、そこは予算の問題?
でも、リチャードさんがどう見てもアメリカ人に見えない(アメリカのアクセントで喋っていても)という問題はさておき、ハリウッド・スターをキャスティングしなかったおかげで、映画の最後のほうのセリフにあった「普通の人がヒーローに」っていうコンセプト?が説得力をもつのかな、とも。
…いえ、リチャードさんは、決して「普通の人」などではないのですが、根が謙虚でまじめでシャイだからか、スターっぽくなくて、(イケメンすぎるにしても)お堅い先生で、思春期の息子に対しては少々不器用なパパに見えるところが良かったです
リチャードさんを愛でるためだけに観に行った映画でしたが(笑)、意外と良かった

でも、その中でもメインには違いなくて、エンドロールでも真っ先に名前が出てて、すごく嬉しかった~

(…しかし、私たちが観に行った回は、ほとんどのお客さんがエンドロールがはじまったとたん、出ていってしまって、エンドロールまで見てあげてよ~っと思いました。。)
私は、リチャードさん目あてで観に行ったので、内容はさほど期待してたわけじゃないのですが、意外とおもしろかったです。
この手の災害パニック映画にきわめてありがちなストーリーでしたが、逆に言えば、大ハズレはないよね。
私は、アート系作品よりは、ハリウッド大作派なので(ほんとはその中間あたりが理想)、わりと楽しめました

…良くも悪くもハリウッド的な作品があまり好きじゃない人や、映画にアートを求める人にとっては…ハズレでしょうけど;
物語では、災害パニック映画の定石というか、未曾有の危機に立ち向かう普通の人びと、死の恐怖を前にして再確認される家族愛と絆の修復が描かれます。
…で、何人かいる主要メンバーの数人は犠牲になるってところもテンプレ通り

ふと思い出したのは、若き日の(…って、今も若いですが

あれは、隕石衝突による津波でしたが、まったく同じパターンだったなぁ…と。
他にも似たような映画がいくつもあった気がするけど、地上波放映とかで観たやつは忘れてるわ。。
そういうわけで、ありがちな災害パニック映画ですが、水戸黄門的魅力よね、これは(笑)
何せベタな話なんで、展開は予想の範囲内(…っていうより、予想するまでもない・笑)で感動的ってほどでもないのですが、高校生の息子2人との絆をとりもどしていく教頭先生パパ・ゲイリーを演じるリチャードさんの表情とか背中の演技が説得力あって良かったです

リチャードさん、まだ独身なのに、あんなおっきな息子がいる役を見事に演じています。
細かい設定は、はっきりとは説明されないけど、2人の息子・ドニーとトレイがまだ小さいとき?に、看護士だった妻と離婚して、そのあとでその元・妻が交通事故でなくなった…っていうことなのかな?
ドニーのセリフから察するに、そんな感じが…。
…なので、イケメン教頭先生は、女っ気ナシの堅物でした。
嵐の中、廃工場に取り残された長男を助けに向かう場面が良かった。
あと、ラストでみんな無事助かったあと、25年後に向けたタイムカプセルのビデオメッセージで、息子2人と並んでるとこなんて、演技って感じしなくて、素のリチャードさんみたいに自然でした。
リチャードさんが演じるゲイリー以外に、トルネード・ハンターの面々や気象学者も主要キャラなので、思ったよりリチャードさんの出番は少なかったですが、存在感ありました。
教頭先生って役どころなんで、教師っぽいお固いスーツ姿がかっこよかったです。
ま、学校の先生なんで、さほどファッショナブルなスーツでもないんだけど、リチャードさんが着ると素敵

…最初以外、終始濡れっぱなしですけどね(笑)
濡れてるといえば、豪雨を浴びたり、水の中にもぐったり、水が苦手というリチャードさんには、受難続き?
それにしても、ルーカス・ノースといい、トーリンといい、濡れる役が多いなぁ。
イケメンは濡らしてナンボなのか?
リチャードさんファンとしては、登場シーンのメガネも美味しかった

メガネといえば、ルーカスもしてたよね

鼻が高いから、メタルフレームが似合います(ちょっと冷たい感じに見えるけど)。
暴風にとばされそうになりながら、気象学者のおねーさんを助けたり、それなりにアクションもあります。
…あ、リチャードさんの後姿を見てて思ったのですが、ルーカスのときより体格良くなってますね。
他の役とかもあるから、役作りもあるのかもしれないけど、中年太りにはならないでね、なんて(笑)
ベタな話にちょっと目新しさ?を加えていたのは、登場人物の撮影しているカメラからの映像という設定を多用していること。
そのため、竜巻の映像を追い求めるトルネードハンター、卒業式とインタビューを撮影するカメラ少年、You Tubeのスターを夢見るおバカなおっさんたちが、映画の主要キャラになっていて、それぞれのカメラの目線から、ドキュメンタリーのように物語が展開していきます

それが映像のリアルさにつながっているのですが、慣れるまでは、カメラの手ブレがちょっと気持ち悪かった(さほどひどくはないのですが)。
映画のウリは、竜巻映像のスゴさ…ってことでしたが、実際、想像以上にすごかったです

でも、変な話、怖いってことはなくて、ま、ジェットコースターに乗ってるときみたいな(…って、私はビビりなんで、絶叫マシン嫌いなんですけど、ホントは)エキサイティングな感覚がありました。
あと、あまりの暴風に駐機中の飛行機が巻きあげられて空をとんでいくシーンなんてあるんですけど、フツーに考えたら恐ろしいことですが、むしろ美しさすら感じました。
美しさといえば、(仕事への情熱とプレッシャーから)さんざんメンバーにつらくあたっていたトルネード・ハンターのピートが、最後、ヒロイックに散っていくときに垣間見る、竜巻の目から見た美しい空も印象的です。
それにしても、アメリカを舞台にした災害パニック映画のヒーローに、なんでリチャードさんがキャスティングされたのかは、ちょっと私にとっては謎。
ハリウッド・スターをこの役にキャスティングしたほうが、観客動員はとれるんでしょうけど、そこは予算の問題?
でも、リチャードさんがどう見てもアメリカ人に見えない(アメリカのアクセントで喋っていても)という問題はさておき、ハリウッド・スターをキャスティングしなかったおかげで、映画の最後のほうのセリフにあった「普通の人がヒーローに」っていうコンセプト?が説得力をもつのかな、とも。
…いえ、リチャードさんは、決して「普通の人」などではないのですが、根が謙虚でまじめでシャイだからか、スターっぽくなくて、(イケメンすぎるにしても)お堅い先生で、思春期の息子に対しては少々不器用なパパに見えるところが良かったです

リチャードさんを愛でるためだけに観に行った映画でしたが(笑)、意外と良かった

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いやぁ、不思議な明るさを感じる災害映画ですよね。
みんなが前向きで、他人を盾にしたりしないからかな。
濡れるだろうとは思ってたけど、
まさかまた水に潜る羽目になるとはね(笑)
RAはおそらくこの映画のためにちょっと体重を増やしたのだと思います。
飛ばされないように・・・ではなくて(笑)
やはり教頭先生の貫録を出すためと、二人の息子の父親らしく、いつもよりちょっと老けて見えるように。
そのためか、
「ルーカス・ノースも平和な仕事についていたらこんな風になるのか」とあらぬ想像をしました。
その後、「るつぼ」の舞台で連日頑張っていますが
見違えるように引き締まって、これまた役柄にぴったりと寄り添っています。
いつもの通り、役柄に向かって自分を開放し、
彼自身が向こうの世界とこちらを結ぶ扉になっているようです。
観に行きたいけどとても無理。
せめて英語がもうちょっとできたらなぁ。
>いやぁ、不思議な明るさを感じる災害映画ですよね。
たしかに、悲壮感はなかったですね。
日本中、災害に見舞われている状況で、私のまわりも無傷ではないのですが、不思議と身につまされることはなく、まるでアトラクションのような感覚で観ることができました。
リアリティと娯楽要素のバランスがちょうど良いんでしょうかね。
>RAはおそらくこの映画のためにちょっと体重を増やしたのだと思います。
「飛ばされないように…」に爆笑しました。
たしかに、貫禄ありましたね。
あと、ルーカスと違って、鍛えあげたりしていないところが、普通の学校の先生っぽかったです。
「るつぼ」の舞台は、お髭もそうですけど、これまたまったく違った雰囲気ですね。
私も生で観劇(感激)したいですが、この円安では、ヨーロッパはますます遠くなるばかり…。
RAは元気にこのお芝居を務め上げ、次は映画へのカメオ出演が決まっているそうです。
「るつぼ」の舞台、無事終わったようで良かったですね。
千秋楽のカーテンコールの動画を見ましたが、感無量…といった風でしたね。
先日のTwitter Q&Aでは、もうプロクターの役を演じることは二度とないだろうけど、彼は自分の中にずっと残りつづけるに違いない…というようなことを言っていましたが(ウロ覚えです、すみません)、それだけリチャードさんにとってこの舞台が大きな意味のある経験だったということなんでしょうね。
映画のカメオ出演は、Spooksなんじゃないか…なんて噂があって、さすがにそれはないだろう、と思いながらも、どこかのシャーロックばりにルーカスが復活するのを期待してたんですが(笑)、やっぱり違いましたね。
いずれにしてもカメオということで、ほんの一瞬かもしれませんし、日本公開があるかどうかも分かりませんが、今後の活躍が楽しみですね。