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白雪姫映画2本観ました

2015/01/19
Huluで、白雪姫を元ネタにした映画が2本入ってたので、どっちも観てみました。
公開時にビミョーに気になってたやつなんですよね。

1本ずつ感想を書こうかな…と思ったけど、まとめて比較しながら書くことにします。

観た映画は、この2本。

まずは、『トワイライト』シリーズのクリステン・スチュワート主演の『スノーホワイト』。


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もう1本は、リリー・コリンズ主演の『白雪姫と鏡の女王』。


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いずれもグリム童話の白雪姫を元ネタにしており、邪悪な魔女や7人の小人、毒リンゴといったモチーフが登場しますが、180度違うといってもいいくらい、まったく雰囲気の異なる作品に仕上がっています。

『スノーホワイト』は、ダークファンタジーということで、笑える場面はほとんどなく、時として不気味な雰囲気すら漂う、中世を舞台にした作品。
戦闘シーンなどは、まるでジャンヌ・ダルクの伝記映画のような歴史絵巻風ですが、小人やトロルなどのファンタジー要素もふんだんに盛りこまれています。

一方、『白雪姫と鏡の女王』は、18世紀風の世界を舞台にしており、コミカルな要素やユーモアが織り込まれた、軽めのエンタテイメント作品。

このように、雰囲気やタッチはまったく違いますが、反面、どちらの映画も、悲劇的な運命に対して受動的で王子様によって救われるヒロインではなく、自ら行動を起こして運命を切り開く能動的なヒロイン像を描いていて、そのあたりは現代的というか、ハリウッド的というか。

同じように童話を題材にした映画として、シンデレラを題材にした『エバー・アフター』という作品があって、私のお気に入り映画の1つなのですが、これもまたそういう路線でした。


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では、以下、ネタばれありで感想書きます。


個人的には、『スノーホワイト』のほうにより期待してたんですが、実際、両方観てみると、『白雪姫と鏡の女王』のほうがおもしろかったです。

『スノーホワイト』は、シリアスな歴史ファンタジー風の作品ですが、少々詰めの甘さを感じました。

『スノーホワイト』で何がすごかったって、シャーリーズ・セロンが演じる女王。
最初、捕虜を装って捕まったときの彼女の美しさはほんとに息をのむほどだったし、そのあと本性をあらわしてからの恐ろしさといったら!
クールビューティなだけに、余計に凄みがありました。

ただ、女王の描き方は、中途半端。

回想シーンで、どうやら子供時代に何やら複雑な事情があって辛い思いをしたらしいことが分かりますが、そのあたりの事情が人格形成にどう影響したのかや弟との関係など、掘り下げきれていないように感じました。
ただ単なる悪人として描かない姿勢は悪くないと思うのですが、その背景が物語にうまく活かしきれていないというか。
せっかくそういう描き方をしたのだから、特に、ラストのスノーホワイトとの決着の場面で、彼女にとって何か救済となるようなエピソードがあればよかったのになぁ…と思います。

あと、とにかく女王の存在感が半端ないので、スノーホワイトの存在感がイマイチでした。

それから、一番疑問が残ったのは、公爵の息子ウィリアムと猟師のエリックのポジション。

ウィリアムは、スノーホワイトの幼馴染で、かつて彼女を助けられなかったことを悔やんで、途中、彼女に再会したあとは彼女に寄り添うことになるのですが、まあいわゆる王子的キャラクター。
で、エリックはというと、妻を亡くしてから飲んだくれになっていた猟師なのですが、女王側に雇われたあと、女王の裏切りと真の目的を知って、スノーホワイトに味方するようになり、彼女の冒険にほぼ最初から最後まで付き従い、彼女を支えることになります。

ややこしいのは、毒リンゴによる呪いを受けたあと、スノーホワイトは、ウィリアムのキスによって目覚めることはなく、エリックのキスによって目覚めるというところ。
ということは、冒険を共にしてきたエリックがスノーホワイトの本命?とも思えるのですが、一方で、毒リンゴを口にする前には、ウィリアム(に化けた女王)と良い雰囲気だったんだよね。
あるいは、エリックのスノーホワイトへの想いのほうが真実の愛とやらだったのかな…とも思うけど、じゃあウィリアムだってそうなんじゃないかとも思えるし。

結局のところ、毒リンゴの呪いがなんで解けたのかはよく分からないまま。

しかも、女王を倒したあと、スノーホワイトは戴冠するけど、お約束の結婚式はなし。
エリックは、相変わらずの猟師スタイルでスノーを見守ってるだけだし、あのまままた自宅に戻っていくのか?という気もする(もう、飲んだくれることはないだろうけど…)。

…これって、『ローマの休日』的エンディングを狙ったのかな?

でも、この映画じゃ、そもそもスノーがどっちを好きなのかすらはっきりしないし、エリックとのあいだに友情や信頼関係以上のものがあったのかはよく分からないんですよね。

そりゃ、女王を倒したからといって、すぐに結婚という童話のお決まりパターンは、現代からすると違和感ありますが、かといって、毒リンゴの呪いのエピソードが「王子様」のキスで解決している以上、そこんとこ何も触れずに終わるのは、宙ぶらりんだな…と。

原題が『Snow White and the Huntsman』だし、物語でのウィリアムの出番も存在感がかなり薄いので、エリックのほうに焦点が当たってるのは分かるのですが、せっかく2人も登場させた意味が感じられると良かったな、と。

ちなみに、ファンタジー要素として、妖精?が登場するのですが、ビジュアル的にすっごくゴラム似で…(笑)
白いシカとか、小人(ドワーフ)とか、なんだかちょっと『ホビット』を思い出したのでした。

***

一方の『白雪姫と鏡の女王』は、大して期待してなかったわりにはわりと当たりの作品でした。
それほど大風呂敷を広げず、コンパクトにコミカルな作品に仕上げているところが良かったのかも。

この作品でスノーホワイトを演じるのは、リリー・コリンズ。
最初、登場シーンでは、スラ様に匹敵するような存在感ある眉毛にびっくりしましたが、見慣れるとキュートに思えてくるから不思議。
『スノーホワイト』のスノーとは違って、おっとりした天然系のヒロインです。

女王を演じるのは、ジュリア・ロバーツ。
こういうヨーロピアンなコスチュームプレイものは少々似合わない彼女ですが、悪役にもかかわらず、チャーミングでどこか憎めない雰囲気がこの作品にあってました。

『スノーホワイト』の場合とは違って、この作品では、ちゃんと王子が登場します。

…が、『エバー・アフター』の王子と同じく、ハンサムだけどヘタレ王子のパターン。
小人に2度までも負けて裸で逆さづりにされたり、女王に子犬用惚れ薬を飲まされてご主人様べったりの子犬のようにふるまうようになったり、どこまでも情けない…。

ま、そんな情けない役ですが、演じるアーミー・ハマーは長身で体格も良いハンサムさんなので、まさにプリンス・チャーミングという感じ。

この作品では、そんな王子よりもスノーホワイトが活躍。
お城で長年引きこもっていた彼女が、成長して現実を知り、自分の力で勇敢に運命を切り開いていく様子が、ユーモアを交えて描かれます。
途中、小人に用意してもらった衣装なんて、姫というより、女海賊。
小人と一緒に、盗賊の真似事までやっちゃうヒロインです。

あくまで能動的なヒロイン像を描こうとしているため、王子のキスで目覚める…とかはナシ。
逆に、惚れ薬で子犬化している王子を、スノーホワイトがキスでもとに戻すという。
さらに、毒リンゴのエピソードもあるのですが、彼女は、それが継母の悪巧みだと見抜いて、食べません。

一貫して、こういう自立型のヒロイン像を、それでいてチャーミングに描ききっているところが、この映画の魅力の1つ。
王子もヘタレながら、彼女を支えようとしていて、天然コンビの良いパートナーになっているのもバランスが良かったです。

それから、忘れちゃいけないのが、スノーホワイトのお父さん。
長年、森で行方不明になったあと、魔法で野獣にさせられていたことが分かり、元の姿に戻るのですが、どっかで見た顔だと思ったら、ショーン・ビーンでした。

スクリーンでは死にまくることで有名な彼ですが、この作品では死にません!(←力こぶ)
歴史ものが似合う彼なので、国王姿も威厳があってハマってました。

そうそう、アクション・シーンも、なかなか痛快で良かったです。
小人が、蛇腹式の竹馬に乗ってるってのがおもしろかった。

最後は、女王が倒されて、白雪姫と王子はハッピーエンドのお約束のパターンですが、結局のところ、それが一番落ち着くというか。
セリフにはユーモアが効いてるし、あれこれ考えずに安心して楽しめるエンタテイメント映画に仕上がっていて、なかなか良かったと思います。

***

そんなわけで、同じ白雪姫を題材にした映画ですが、私としては『白雪姫と鏡の女王』に軍配を上げます。

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16:45 映画感想 | コメント(2) | トラックバック(0)
コメント
一応チェックだけはして見てなかったんやけど、ショーン•ビーンそんな役どころなんやね。
でも彼は昨年夏に米TVドラマで再々々(?)くらいのブレイク(笑)を果たしたので、今後がますます楽しみな御歳55歳ですよ♪
No title
ドラニコフさま、こんにちは(^^)

お久しぶりー!
ショーン・ビーン、めずらしく(?)フツーに善良な王さまの役でした(笑)
髪型とか、外見的にはボロミアに近いかも。
まさかこの手の作品に出てるとは思わなかったから、いきなりボロミアちっくな人が出てきてびっくり。
エンドロールで確認してしまいましたよ。

>でも彼は昨年夏に米TVドラマで再々々(?)くらいのブレイク(笑)を果たしたので、今後がますます楽しみな御歳55歳ですよ♪

何気にもう55歳なのかぁ!
それにしても、彼はコンスタントに活躍しててすごいよねi-189

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