今日は西洋史の講義♪
2007/10/11
…でした。
今日っていうか、もう昨日だな…。
4回生ともなると、もう単位もほとんど揃っちゃって、あとは卒論に向かってまっしぐら
…なんですけど、とりあえず講義も聞きに行ったりしてる日々です。授業料も払ってることだしね。
かといって、専門とまーったく関係ない分野の講義を聞きに行ったりする余裕はないんだな、これが。
私の専門は西洋史。
なので、今日の講義ももちろん西洋史の講義なわけで。
とはいえ
西洋史といっても、古代から現代、アメリカから北欧まで、とっても幅広い
昨今では、「西洋史学」という区分がナンセンスだとかいう議論もありますが、そんな難しいことは置いといて。
ここで重要になってくるのは、今日の講義が何についての講義だったか、ですよ
今日っていうか、もう昨日だな…。
4回生ともなると、もう単位もほとんど揃っちゃって、あとは卒論に向かってまっしぐら

かといって、専門とまーったく関係ない分野の講義を聞きに行ったりする余裕はないんだな、これが。
私の専門は西洋史。
なので、今日の講義ももちろん西洋史の講義なわけで。
とはいえ


昨今では、「西洋史学」という区分がナンセンスだとかいう議論もありますが、そんな難しいことは置いといて。
ここで重要になってくるのは、今日の講義が何についての講義だったか、ですよ

じゃじゃーん(←効果音)
18世紀イギリス
です。
18世紀のイギリスといえばっ
ご存知、『パイレーツ~』の舞台ですよね
だからこの講義を聞きに行ってる…という部分もなきにしもあらず。
…というか、動機の大部分を占めている恐れあり(笑)
さっそくというか、何というか…今日の講義でも出てきましたよ。
・カリブ海
・ジャマイカ植民地
・東インド会社
・ラム酒
これだけで、『パイレーツ~』ファンとしては、テンションが高まるわけですよ
でもね…
私が大学で西洋史学を勉強するようになって思い知ったこと:
歴史学にロマンを期待してはならない。orz...
そうなんですよ。
『パイレーツ~』の舞台となった時代&場所についての講義だからといって、海賊も出てこなければ、海軍も出てこないし、もちろんノリントンも出てこない…
ついでに言えば、総督も、国王すらも出てこない…。
いや…分かってたんだけどね
「歴史学」で18世紀のイギリス帝国を扱うときに問題になるのは、むしろ、お堅い経済とか産業とか貿易とかのシステム、あるいはそれが社会に与えたインパクト…なんですね(多分ね)。
そういう問題は、もちろん知的好奇心をくすぐるし、学問的な意味では面白いんですよ。
でも!!!ロマンがない!!!
…そう思いませんか?
もちろん、学問である以上、歴史学は何らかの形で現代(日本)社会にとって意義あるものでなければなりません。
だから、歴史学にロマンを期待するのはお門違いなわけです。
一般向けのTV番組とかで、やたらと「歴史」と「ロマン」っていう言葉をセットで使いたがりますし、一般に「歴史」っていうと、有名な国王やら軍人やら貴族やらが織り成す煌びやかで面白エピソードに満ちた世界…なイメージを持ってる方も多いんじゃないでしょうか?
私も、もちろん、ながらくそう思ってました。
でも、本当の歴史学は、もっと地味で現実に根ざしていて、お堅い学問なんですよね。
そういう意味では、歴史学っていうのは、イメージと現実の間のギャップが大きい気がします…。
私自身、知り合いとかには、「歴史なんていう、趣味みたいなことを勉強して何になるの?」みたいに思われることが度々あったり…
でもね、でも
…何か寂しいんですよねー。
ロマンがないとね、やっぱりね。
いや…歴史専門って方は聞き流してくださいよ?
私自身、歴史好きは小学校のときからですけど、ヨーロッパの歴史にどっぷりハマっちゃったのは、某『仮面の男』が原因だったりします
…超不純な動機でスミマセン
で、大学に入ったら西洋史をやるんだー!と思い込んで、ジャンヌ・ダルクやら銃士隊やらの本を読み漁ってたわけですよ。
そんなわけで、実際に大学で西洋史を勉強する段になると、自分の抱いていた西洋史イメージと本当の西洋史学との間のギャップに驚きました…
あー、違ったんだな、と。
歴史学の論文が載ってる雑誌なんかを見たら分かるんですけど、いわゆる「ロマン」のあるテーマなんて、1つもないんです。
ずらりと並んでるのは、課税制度やら土地制度やら政治体制やら国際関係やら…とにかく、正統派(?)なお堅いテーマばかり。
そんなこんなで、最初のうちは、一体自分は何がやりたかったんだー
と、もんもんとしましたね…。
それで、迷走した挙句、今のテーマにたどり着いてからは、「ロマン」とは違った種類の面白さを感じるようになって、歴史学の面白さも再認識したわけですが。
それでも
『パイレーツ~』とか『LOTR』(←歴史モノ?)とか『仮面の男』とかを観てると、「歴史ロマン禁断症状」に陥るんですよねー。
あ~、卒論が終わったら、たまには意義なんて考えずに、趣味まっしぐら!な歴史の本を読みたいなぁ…
あ…今日(昨日)の講義について書くはずが、気がついたら、歴史学(…っていうか歴史ロマン?)について語っちゃったよ…。
退屈なお話を長々としてしまってスミマセン
18世紀イギリス

です。
18世紀のイギリスといえばっ

ご存知、『パイレーツ~』の舞台ですよね

だからこの講義を聞きに行ってる…という部分もなきにしもあらず。
…というか、動機の大部分を占めている恐れあり(笑)
さっそくというか、何というか…今日の講義でも出てきましたよ。
・カリブ海
・ジャマイカ植民地
・東インド会社
・ラム酒
これだけで、『パイレーツ~』ファンとしては、テンションが高まるわけですよ

でもね…
私が大学で西洋史学を勉強するようになって思い知ったこと:
歴史学にロマンを期待してはならない。orz...
そうなんですよ。
『パイレーツ~』の舞台となった時代&場所についての講義だからといって、海賊も出てこなければ、海軍も出てこないし、もちろんノリントンも出てこない…

ついでに言えば、総督も、国王すらも出てこない…。
いや…分かってたんだけどね

「歴史学」で18世紀のイギリス帝国を扱うときに問題になるのは、むしろ、お堅い経済とか産業とか貿易とかのシステム、あるいはそれが社会に与えたインパクト…なんですね(多分ね)。
そういう問題は、もちろん知的好奇心をくすぐるし、学問的な意味では面白いんですよ。
でも!!!ロマンがない!!!
…そう思いませんか?
もちろん、学問である以上、歴史学は何らかの形で現代(日本)社会にとって意義あるものでなければなりません。
だから、歴史学にロマンを期待するのはお門違いなわけです。
一般向けのTV番組とかで、やたらと「歴史」と「ロマン」っていう言葉をセットで使いたがりますし、一般に「歴史」っていうと、有名な国王やら軍人やら貴族やらが織り成す煌びやかで面白エピソードに満ちた世界…なイメージを持ってる方も多いんじゃないでしょうか?
私も、もちろん、ながらくそう思ってました。
でも、本当の歴史学は、もっと地味で現実に根ざしていて、お堅い学問なんですよね。
そういう意味では、歴史学っていうのは、イメージと現実の間のギャップが大きい気がします…。
私自身、知り合いとかには、「歴史なんていう、趣味みたいなことを勉強して何になるの?」みたいに思われることが度々あったり…

でもね、でも

ロマンがないとね、やっぱりね。
いや…歴史専門って方は聞き流してくださいよ?
私自身、歴史好きは小学校のときからですけど、ヨーロッパの歴史にどっぷりハマっちゃったのは、某『仮面の男』が原因だったりします

…超不純な動機でスミマセン

で、大学に入ったら西洋史をやるんだー!と思い込んで、ジャンヌ・ダルクやら銃士隊やらの本を読み漁ってたわけですよ。
そんなわけで、実際に大学で西洋史を勉強する段になると、自分の抱いていた西洋史イメージと本当の西洋史学との間のギャップに驚きました…

あー、違ったんだな、と。
歴史学の論文が載ってる雑誌なんかを見たら分かるんですけど、いわゆる「ロマン」のあるテーマなんて、1つもないんです。
ずらりと並んでるのは、課税制度やら土地制度やら政治体制やら国際関係やら…とにかく、正統派(?)なお堅いテーマばかり。
そんなこんなで、最初のうちは、一体自分は何がやりたかったんだー

それで、迷走した挙句、今のテーマにたどり着いてからは、「ロマン」とは違った種類の面白さを感じるようになって、歴史学の面白さも再認識したわけですが。
それでも

『パイレーツ~』とか『LOTR』(←歴史モノ?)とか『仮面の男』とかを観てると、「歴史ロマン禁断症状」に陥るんですよねー。
あ~、卒論が終わったら、たまには意義なんて考えずに、趣味まっしぐら!な歴史の本を読みたいなぁ…

あ…今日(昨日)の講義について書くはずが、気がついたら、歴史学(…っていうか歴史ロマン?)について語っちゃったよ…。
退屈なお話を長々としてしまってスミマセン

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Tortula(やったかな)という地名を地図で見つけて、そういやトルトゥーガって行ってたよね、とか。カリブ海っていいね~、とか(笑)
うん、確かに歴史学にはロマンはないね。ただ歴史は全ての根本やし、知識が増えることで想像の幅が広がっていろんな分野に繋がっていくのが魅力やなあと思います。
ま、私も動機はたいがい不純でしたけどね~
映画とか音楽とか、西洋文化の薫り高いものへの憧れがほとんどですw
うんうん…2限の授業は3限よりはましとはいえ、ヘタすると意識飛ぶよねぇ(^^;)
「Tortula」かなんかっていう地名は、私もトルトゥーガを連想してました(笑)
やっぱり、ロマンはないよね。
歴史学のおもしろさは、ロマンとは違う種類のものやね。
今のテーマにしてから、特にそう実感してます。
それまで大して興味も無かった官僚制度とか政治システムが妙におもしろく思えたり、サルコジVSロワイヤルさんの選挙で盛り上がったり…(^^)
それにしても、「西洋文化の薫り高いものへの憧れ」…分かるなぁ☆
私も、美術・音楽・映画・建築…などなど文化への憧れからヨーロッパ好きになったからねvv